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生産、投資、消費が下振れ

8/15(木) 6:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

鉱工業生産が大きく鈍化

小売売上高も前月から大きく減速

■中国国家統計局は14日、主要経済指標を発表しました。7月の鉱工業生産は前年同月比+4.8%と市場予想の同+6.0%を下回り、6月(同+6.3%)から伸び率が大きく鈍化しました。自動車生産の2桁減少が続いているほか、産業用ロボットなどの生産も振るいませんでした。

■7月の小売売上高も前年同月比+7.6%と、市場予想の同+8.6%を下回り、6月(同+9.8%)から大幅に鈍化しました。6月に排ガス規制の駆け込みがあった自動車販売の反動が出たものとみられます。


固定資産投資も減速

民間投資の伸びが鈍化

■1~7月の固定資産投資は前年同期比+5.7%と、市場予想の同+5.8%を下回り、1~6月(同+5.8%)から減速しました。

■固定資産投資の内訳をみると、約6割を占める民間投資が同+5.4%と、1~6月(同+5.7%)から伸びが鈍化しました。米中貿易摩擦の激化が民間企業の投資意欲を抑制しているとみられます。

米中対立が続くなか、中国政府は景気対策を継続

■7月の主要経済指標によれば、米中貿易摩擦が激化したことで、中国の景況感が悪化し、生産や投資、消費の下振れにつながったと考えられます。トランプ大統領は8月1日、ほぼすべての中国製品に制裁関税を広げる「第4弾」の発動を表明しました。これについて米通商代表部は13日、一部品目の発動を12月に先送りすると発表しました。ただし、第4弾の関税自体は予定通り9月に発動される見込みであり、中国の景況感が直ちに改善することはないと思われます。景気に下押し圧力がかかるなか、今後も中国政府は19年の成長率目標「6.0~6.5%」の達成に向けて景気対策を継続し、景気失速を回避させるとみられます。

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『生産、投資、消費が下振れ』を参照)。

(2019年8月14日)

関連マーケットレポート

2019年08月07日  再び下落した中国株式市場

2019年07月16日  減速傾向が続く中国経済(2019年7月)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社 調査部

最終更新:8/15(木) 6:00
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