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小笠原満男が子供達に伝える自立心。「荷物ぐちゃぐちゃでもいいんだよ」

8/15(木) 11:41配信

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 「勉強しに行って来ます」

 8月5日、小笠原満男が自身初めてのアカデミー海外遠征に出発した。

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 向かうは中国の上海。「YOUTH INTERNATIONAL CHALLENGE CUP」に出場する鹿島アントラーズジュニアユースへの同行となる。参加チームは中国に限らず、アトレティコ・パラナエンセ(ブラジル)、アンデルレヒト(ベルギー)、ウォルバーハンプトン(イングランド)も名を連ねる。

 遠征中、小笠原は子どもたちのプレーだけでなく、ピッチに立つまでの過程にも目を配っている。遠征に持参する荷物、ビュッフェ形式の食事、ホテルでの時間の過ごし方、そして試合への準備。

 たとえ、荷物の中身が整理整頓されていなくても、そこに明確な理由があれば、小笠原は目を細める。

 「(自分も)遠征の準備は、必要最低限。あとは、あるものでなんとかする。俺にとっての準備はそんなところだから」

「自分のことは自分で」

 21年にわたりプロ生活を続けた小笠原は言う。

 「トップの選手がまさにそうなんだけど、自分のことを自分でできない選手はたいていつぶれる。それはこれまで見てきた経験から、僕だから言えること。今のアカデミーにいる子どもたちの親御さんたちにも知ってほしい」

 子どもの自立心を育む。育児において、目指すべきところだろう。それは、サッカーの指導においても同じと、小笠原は強調する。それも、プロを目指す選手にとっては、特に。

子どもたちと接して気になること。

 小笠原が幼稚園から高校生年代までの子どもたちとともにボールを蹴り、よく観察して接する日々のなか、気になっていることがあるという。

 “親と子どもの関わり方”だ。

 「アントラーズの育成方針としては、子どもに対して“自分のことは自分でできるようにしましょう”という考えでやっています。それはつまり、何をするにも自分で考えて判断しなさいということ。サッカーでもそうなんだけど、正解はない。だからこそ、自分なりの正解を、自ら考えて見つけ出せるようになってほしい」

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最終更新:8/15(木) 11:51
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