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Amazon の ザッポス 、 AI 活用で「検索エンジン」を再構築 : 返品率を低下させるため

8/16(金) 8:51配信

DIGIDAY[日本版]

Amazonの子会社で靴や衣服、アクセサリーのオンライン販売を行うザッポス(Zappos)が、機械学習と人工知能(AI)を活用してEC体験の向上や返品率の低減、検索エンジンの改善を進めている。

この取り組みを進める社内チームはデータサイエンティストと機械学習サイエンティスト、ソフトウェアエンジニア20名で構成される。チームリーダーのアミーン・カザローニ氏は、機械学習とAIによる予測によってザッポスでショッピングを行うカスタマーとの行き違いを解消できると期待している。昨年カザローニ氏のチームはカスタマーにとって障害となっているふたつの分野に取り組んだ。そのふたつの分野は、オンラインでの試着と、複数の解釈がある検索クエリに対して検索エンジンがユーザーの求める検索結果を返すことで、いずれもオンライン購入を増やすために重要な要素となる。

ザッポスの本社はラスベガスにあり、社員は1500名で毎年20億ドル(約2100億円)の収益をあげている。同社は2001年に設立され、2009年にAmazonに12億ドル(約1440億円)で買収された。同社は靴やファッション分野におけるEC企業のさきがけだが、その後は次々にデジタル企業のスタートアップが参入して市場の競争は激化している。時間に追われているオンラインの買い物客にとって、ザッポスの取り扱い商品が多すぎることは逆効果な場合もある。そのためデータサイエンスチームはカスタマーが探している商品により早くたどり着けるように取り組んでいるのだ。

新モデルの遺伝的アルゴリズム

カザローニ氏のチームはザッポスの検索エンジンに遺伝的アルゴリズムという新たなモデルを組み込んだ。このアルゴリズムは過去のデータを参照するとともに、ファッショントレンドで登場した新しいキーワードを拾い上げる機能を有している。検索エンジン自体がより賢くなるだけでなく、表示結果もユーザーの過去の検索に基づいてパーソナライズされるようになる。

「ユニークな検索クエリは毎月数百万のペースで増えている」とカザローニ氏は明かし、次のように述べている。「そこに含まれる単語の意味を捉えることが、そのままビジネスチャンスにつながる。単語による検索は、時として非常に難しい。だが、一般的なカスタマーの検索クエリは、商品説明よりもカスタマーの感情を捉えようとしたほうが良い場合もある」。

カザローニ氏は「クラシック ショート(classic short)」という検索を例として挙げた。このクエリは同様の名称のアグ(Ugg)のブーツを検索するときに用いられる場合が多い。これに対し、これまで検索エンジンはブーツではなく大量のショーツ(shorts)を表示していた。

「新たな検索用語すべてに対応するような新しい検索ソリューションを実現した」と同氏は語る。「たとえば『クラシック ショート』を検索した場合、アルゴリズムはこの単語を認識してショートを衣服の種類(ショーツ)としてではなく、商品名として認識する。一方でハイキング用のショーツを検索しているカスタマーの場合はショーツを表示する。つまり特定の単語がどの分野に属しているかをリアルタイムで学習するのだ」。

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最終更新:8/16(金) 8:51
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