ここから本文です

世界を舞台に躍進する音楽家、挾間美帆の軌跡

8/16(金) 18:05配信

T JAPAN web

 憧れの作曲家が教鞭をとる米国のマンハッタン音楽院大学院のジャズ科に留学すると、同期30人のうち、ジャズの学位を持たずに入学したのは挾間さんだけ。隣に座った同級生は「ぼくは3歳のとき、オスカー・ピーターソンとジャムセッションをやったよ」。そんな精鋭たちに囲まれて、自分にはジャズピアニストの道はないと悟った。「『どうすればここで生き残れるのか?』と思ったら、やっぱり自分には作曲しかない、と」。挾間さんは当時をそう振り返る。「自分の強みやアイデンティティを考えさせられたことが、いま自分自身をプロデュースするうえで、活きています」。

 同級生や先輩たちが自力でアルバムを制作し、有名なミュージシャンに躊躇なく演奏を依頼する姿を見て、「そんなこと、やっていいの?」と戸惑いつつ、「自分もやるしかない」と覚悟を決めた。キャンパスですれ違った先生に「吹いてほしいです」と声をかけ、メールで曲を送ると、「OK」の返事が来た。デビューアルバム「Journey to Journey」でゲストに迎えた、著名なサックス奏者のスティーブ・ウィルソンだ。

 今年の10月からは、デンマーク・ラジオ・ビッグバンドの首席指揮者に就任する。クラシックの指揮法は日本で習ったが、ジャズは独学でやってきた。リードするというよりも、奏者たちと「一緒にコラボする」というのが挾間さんのスタンスだ。「リハーサルのプロセスも含め、どういうふうに一緒に音楽をつくっていくか、音を出す彼らと同じ目線で考える。それが私の仕事です」。

「NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇」

日時:8月30日(金)18:00ロビー開場/19:00開演
会場:東京芸術劇場 コンサートホール
住所:東京都豊島区西池袋1-8-1
料金:S席 ¥8,000、A席¥6,500、B席¥5,000、高校生以下¥1,000
※18:40より、挾間美帆によるプレトークを開催

問い合わせ先
東京芸術劇場ボックスオフィス
TEL. 0570-010-296(休館日を除く10:00-19:00)

BY MAKIKO HARAGA

2/2ページ

最終更新:8/16(金) 18:05
T JAPAN web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事