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子育てに奮闘する親たちに向けた荻上チキとヨシタケシンスケによる話題の一冊『みらいめがね それでは息がつまるので』インタビュー 【ベビモフ】

8/16(金) 21:20配信

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世の中がものすごいスピードで変わっていき、未来が見えなくなっている今。仕事、家庭、子育て、人間関係……。無意識のうちに古い価値観にしばられてしんどい思いをしている人や、生きづらさを抱えている人はたくさんいます。特に子育てをしているパパ、ママたちは、仕事、育児、家事と生活に追われ、時間だけではなく精神的にも毎日がギリギリ。さらに親世代や世間から浴びせられる「親だから~すべきだ」、「親らしく」といったプレッシャーに、つぶされそうな気分になるこも……。そんな私たちを優しく励まし、勇気を与えてくれる一冊として、今、大きな話題を集めている本が『みらいめがね それでは息がつまるので』です。

多様な生き方を提示する気鋭の評論家・荻上チキさんによるエッセイを、気鋭の絵本作家・ヨシタケシンスケさんがユニークな解釈をまじえた楽しいイラストとともに展開。ひとつのテーマを2人が異なる視点から読み解いていくことで、読者である私たちの世の中の見方も自然に広がっていきます。

6月には紀伊國屋書店新宿本店にて『みらいめがね それでは息がつまるので』刊行記念サイン会が開催され、親子連れも含め、幅広い層のファンが大勢集まりました。荻上さん、ヨシタケさんの人柄と本のテーマを反映してか、会場は書店の担当者の方も感動していたほど、終始、温かくなごやかな雰囲気。イベント終了後のお二人に、本書にこめた想いと、子育てに奮闘する親たちに向けたメッセージをうかがいました。

荻上チキさんとヨシタケシンスケさん。2人がタッグを組んだきっかけ

――『みらいめがね それでは息がつまるので』は、雑誌『暮しの手帖』で現在も連載中の荻上さんのエッセイをまとめた1冊です。連載開始にあたって編集者さんとの初めての打ち合わせで、挿絵を誰にするかについて尋ねられたとき、荻上さんはヨシタケさんの名前をあげられたそうですが、その理由を教えてください。

荻上チキ(以下、荻上):「僕はもともとヨシタケさんの本が好きで。ヨシタケさんの絵本が出るたびに買っていて、子どもと一緒に読んで、自分も楽しんでいたんです。『暮しの手帖』で連載を始めるときに『今までと違う読者層に、エッセイで分かりやすく、楽しく伝えたい』ということだったので、フラットな視点を持っていて、おもしろく、アイディア豊富な方……と考えたときに、最初に頭の中に浮かんだのがヨシタケシンスケさんでした。

ヨシタケさんの絵本はおもしろいだけじゃなく、切り口がとても優しいんです。その絵本の中では、いろいろな人たちが当たり前に一緒に暮らしていて、それがとても居心地のよさそうな世界だなと感じていました。僕も自分の生活や世の中のことをエッセイで書いていくときに、『ヨシタケさんのイラストのような居心地のいい世界を一緒に作っていこうね』という想いを読者に提示できればいいなと思ったんです」

ヨシタケシンスケ(以下、ヨシタケ):「最初にお話をいただいたとき、すごく嬉しかったです。絵本作家としては6年前から活動させていただいているんですけど、それ以前は、イラストレーターの仕事をしていて。なので、どなたかが書かれた文章に絵をつけるということのほうが、実はキャリアが長いんです。自分からは選ばないようなテーマの文章に、自分なりのアプローチをするのは、僕自身やっていておもしろい。チキさんのなさっていることは、僕がふだんやっていることの対極にありましたから。

また、連載の媒体である『暮しの手帖』は、昔からうちの母がずーっと読んでいて、実家の本棚には雑誌の背表紙が並んでいたんです。その雑誌に絵を描かせていただけるというのもモチベーションとして、とても嬉しかった。いろんな意味で、ふだん僕がやったことのない組み合わせのお仕事だったので、ぜひやらせていただきたいなと思いましたね」

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最終更新:8/16(金) 21:20
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