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なぜ日本企業が海外で苦戦するのか?|海外進出するなら「日本式」を捨てるべき3つの理由

8/16(金) 15:05配信

サライ.jp

日本企業が海外進出するのに重要なポイントとは何か? リーダーシップとマネジメントに悩む、すべてのビジネスパーソンのためのノウハウサイト「識学式リーダーシップ塾」から、日本企業が海外進出する際に検討しなければならないことを学ぼう。

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海外進出するなら「日本式」を捨てるべき3つの理由

グローバル化の掛け声の中、日本企業が海外の顧客をターゲットにすることが、今まで以上に増えています。

東南アジア、私の住むマレーシアにも日系企業が進出してきています。少し前までは、製造業が多かったのですが、近年ではサービス業が目立ちます。

ユニクロ、楽天、無印良品、ダイソー、ファミリーマートなどはもちろんのこと、近年ではブックオフ、吉野家、吉本興業、角川書店など、おおよそ、グローバルとは関係のなさそうな会社も進出しているのが特徴です。

一方、これまでは国内で完結していたような、インバウンドの顧客を狙う地方自治体や、地方の鉄道、伝統工芸、地方の酒蔵なども、アジアへ顧客を求めて出てくるケースが増えています。

並行して、現地企業と協業したり、マーケティングで現地のインフルエンサーに宣伝をお願いする企業も増加中です。

ところが、進出してくる企業には失敗して撤退していく会社も多いです。

2019年1月内閣府がマレーシアで「クール・ジャパンセミナー」を行いました。マレーシアで働く日本人経営者たちが集まり、「なぜ日本企業が海外で苦戦するのか」をテーマにしたシンポジウムを行いました。[1]

ここに限らず、現地でマーケティングをしている人たちの声を聞くと、「日本式にこだわる」「日本式を捨てられない」ことが失敗に繋がるようです。

では、なぜ、日本式にこだわってはいけないのでしょうか。

メイド・イン・ジャパンを過信して失敗する

シンポジウムでは、多くの失敗が「メイド・イン・ジャパン」を過信することから起きているという報告がありました。「メイド・イン・ジャパンだから売れるだろう」と自信満々で日本製品を海外に持ってきたのに、思ったより売れない、というパターンは多いのです。

まず一つが過当競争です。

今やマレーシアでもタイでもシンガポールでも、日本製品は溢れています。マレーシアでも多くの日本食レストランが進出して、その後撤退しています。なぜかというと、数が多すぎるからです。これから進出する人は、日本製品というだけで、過当競争に陥っていることを認識しないとなりません。

次に、メイド・イン・ジャパンを過信するあまり、値段が高くなります。
東南アジアでは特に、日本製品はただでさえ「高い」という印象があります。さらに輸入関税やパッケージの変更などで、どうしても値段が上がってしまいます。ライバルである韓国や中国、台湾などの製品と比べられます。

現地の人はたとえ富裕層でも「高くても買う価値があるものかどうか」を厳しく判断します。「日本ブランド」は人気ですが、そこまでは通用しません。

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最終更新:8/16(金) 15:05
サライ.jp

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