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錦織圭はなぜ、ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの"BIG3"に勝てないのか?

8/16(金) 6:20配信

週プレNEWS

またしても"BIG3"の壁は高かった――。世界ランキング7位の錦織 圭はグランドスラム5大会連続でジョコビッチ、ナダル、フェデラーに敗北。

【画像】省エネ戦法で勝ち上がった錦織圭

いったい、錦織はどうしたら彼らに勝つことができるのだろうか?

* * *

■プレースタイルが進化し、"芝の王者"に善戦!
現地時間7月14日に行なわれたウィンブルドン決勝はまさに"死闘"だった。

連覇を狙うノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、37歳にしてウィンブルドン9回目の優勝を目指すロジャー・フェデラー(スイス)がセットを奪い合い、最終第5セットに突入。

そこでも互いに譲らずゲームカウント12-12となり、今年から導入されたタイブレークにもつれ込んだ。最後はジョコビッチが競り勝ち、大会史上最長となる4時間57分の戦いに終止符が打たれた。

劇的な幕切れとなったが、今大会の前半戦を見て、「ついに錦織 圭が優勝カップを掲げるのではないか」と期待したファンもいただろう。昨年の同大会から5大会連続でグランドスラム(全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープン)ベスト8以上に進出した錦織は今大会で進化したプレースタイルを見せつけた。

特にわかりやすい変化は、これまで課題に挙げられていた「試合時間の長さ」だ。今年の全豪と全仏では準々決勝までに接戦が多く、総試合時間はそれぞれ13時間47分、13時間22分に及んだ。それがウィンブルドンでは8時間31分にまで短縮。体力の消耗を抑えることに成功したのだ。



その要因について、アマチュア時代から錦織の試合を観察する『錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ』の管理人、netdash氏はこう分析する。

「ウィンブルドンをはじめとした芝のコートは球足が速くボールのバウンドが低くなるため、ポイントを取る"攻め球"が決まりやすい。錦織選手は芝の特性を生かし、初戦から果敢にネットに詰めて試合時間を短縮させ、ポイント獲得率も上昇。敗れた準々決勝でも、ネットプレーを得意とするフェデラー選手の31回を上回る39回と、積極的に前に出ていましたね」

また、錦織の最大の強みはラリーを続けるなかからチャンスを見つけるプレーにあるが、それが試合時間を長引かせる原因にもなっていた。しかし今大会は、攻めるタイミングも早くなっていたという。

「自分がサーブを打って返ってきたボールを決めにいく"3球目"の攻撃を重視していました。そこで攻撃できなくても、相手のボールが少しでも甘くなるとコートの中に入って攻める場面が目立ちましたね。さらに、ボールが弾みにくいスライス回転のショットを多用するなど、対策はしっかりできていました」

果敢な攻めで4回戦までは1セットしか落とさず、フェデラー戦でも第1セットを先取。勝利への期待が高まったが、"芝の王者"フェデラーが攻勢を強め、3セットを連取されて力尽きた。

特にフェデラーは、自身のサービスゲームで抜群の安定感を見せ、第2セット以降は錦織に一回もブレイクを許さなかった。

「今回の対戦では、圧倒的なサーブ力に押されてリターン返球率が61%と低調でした。ラリーを持ち味とする錦織選手ですから、フェデラー選手といえども70%は欲しかったですね」

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最終更新:8/16(金) 6:20
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