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北海道から九州まで、日本中をかける長距離トラガール・佐々木梨乃「大好きな演歌をヘビロテしてハンドルを握っています」

8/16(金) 6:40配信

週プレNEWS

最近、注目を集めるトラガール=女性トラックドライバーを紹介する本シリーズ。

最終回の佐々木梨乃さんは力仕事もなんのその、夜はトラックの車内で寝ることもあるという長距離ドライバー。さぞやボーイッシュなのでは......と思いきや、佐々木梨乃さんはウェーブのきいたヘアスタイルが魅力的な女子。その素顔は親孝行な大和撫子だ。

【画像】長距離ドライバーとして活躍するトラガール・佐々木梨乃さん

――トラックに乗るようになったのはいつ?

佐々木 3年前です。実はそれまでは着物の着付けとフラワーアレンジメントの講師をしていました。もともと日本の文化が好きで、小学校からやっていた日本舞踊は名取りでもあるんです。

――そんな大和撫子がトラ・ガールへ転身......。きっかけは?

佐々木 うちは両親も兄も長距離のトラックドライバーで、私ひとりだけが違う世界にいました。でも父が余命宣告をされるほどの大病をしてしまって......。幸いなことに奇跡的に快復したんだけど、子どもの頃から憧れていた力強い父が、すっかりやせ細ってしまいました。それでも家族のため、お客さまのためにカラダを動かす様子を見ていて「私がお父さんをサポートする!」って決めたんです。

――すごい! 親孝行ですね。それで大型の免許を取って......。

佐々木 はい。3年前に父の助手として働くようになりました。でもね。いつも一緒にいると喧嘩になることも多くて(笑)。父もすっかり元気になった今年春からは、正式に独り立ちして、全国を走り回っています。

――長距離トラックのドライバーって、家にもあまり帰れないですよね。大変じゃない?

佐々木 北は北海道、南は九州まで、日本全国を走り回っており、2週間くらい高知に帰れないこともあるけれど、運転が好きなので大変とか辛いって思うことはほとんどありません。私は24トン以上のトレーラーを引っ張っているので、荷物の積み込みはけっこうヘビーだけど、逆にだからこそ闘志が湧くんです。荷台が空っぽになった瞬間は、気分がアガリますね。どんな荷物でも楽しんで運ばせていただいてます。

――息抜きはどうしていますか?

佐々木 運転中は石川さゆりさんとか、大好きな演歌をヘビロテしています。また仕事先や帰宅中、時間ができたらヘアサロンやエステに行くのが楽しみ。自分をメンテナンスして女子力を快復させています(笑)。

――佐々木さんはSNSやブログなど、けっこうやっていますよね。

佐々木 うれしいことにたくさんの方がフォローしてくれていて、励ましのコメントもいただいています。時々、「どこそこで梨乃ちゃん見かけたよ」とか「ご飯にいかない?」ということも。

――ご飯って、どんなものが好きなんですか?

佐々木 もっぱらガッツリ系の肉ですね(笑)。

――体力勝負なお仕事ですもんね。ところで恋愛する時間とかはあるんですか?

佐々木 わっ! 痛いところをつかれました(苦笑)。今のところは「仕事に恋している」っていうことにしておいてください。

――あははは。いい出会いがあるといいですね。では読者へメッセージを。

佐々木 トラック業界は男性が多いけれど、仕事そのものは女性でもやる気があれば大丈夫。いろんな方との出会いもいっぱいあるし、一生懸命にやっていたら認めてもらえます。あと頑張れば、それに見合った収入も得られます。これからは女性が憧れる職業になるといいなって思っています。

●佐々木梨乃(ささき・りの)高知県生まれ。小学生から始めた日本舞踊は師範の腕前。着付け講師からトラックドライバーに転身し、父の助手を経て独り立ち。インスタフォロワーは2万7500人を超えている。


取材・文/阿部美岐子 撮影/国貞 誠

最終更新:8/16(金) 6:40
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