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【夏の危険サバイバル】サメの襲撃から身を守る方法は

8/17(土) 18:02配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

被害に遭わないために、知っておくべき大切なこと

 夏になると、海水浴や釣りなどで海に足を運ぶ人は多いだろう。だが、自然の中の遊びだけに、危険が伴うことは忘れずにいたい。なかでも命にかかわる危険のひとつが、サメの襲撃だ。

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非常にまれではあるものの、この100年余りでサメの襲撃は確実に増えている。

 米フロリダ自然史博物館がまとめている『国際サメ襲撃ファイル(ISAF)』によれば、2018年には世界で130件の事故が報告された。「1900年以来、人為的に誘発されたのではないサメの襲撃は、世界中で着実に増加している。どの10年間をとっても、直前の10年間より件数が多い」状況だという。

 では、サメの被害に遭わないためにはどうすればいいのか。知っておきたい点をまとめてみた。

人を襲うのはどんなサメ?

 サメの襲撃を調査しているフロリダ自然史博物館のサメの専門家ジョージ・バージェス氏によると、大型のイタチザメとオオメジロザメの2種は浜辺のすぐ近くでよく目撃され、ときどき人にかみつくことが知られているという。映画『ジョーズ』で不朽の知名度を誇るホホジロザメも、時折人を襲うことがある。

サメはなぜ人を襲う?

 事故の多くは「人が誘発した」ものだ。水中銃で漁をしているときや、サメを釣ろうとしたり、釣ったサメを釣り糸や網から放したりするときに人がかまれることが多い。人が誘発していないケースでは、たいていはサメの視力が悪いせいで、人をいつもの餌と勘違いする事故が最も多い。例えばサーファーは長時間を海で過ごし、しきりに水しぶきを上げる様子が餌の魚に似ているため、最も襲われやすい。

実際にサメが襲ってきたら、どうすればいい?

 同博物館によれば、サメの鼻を殴れば普通はそれ以上攻撃してこない。あとは岸へ逃げればよい。それが効かなければ、敏感な部位である眼とえらの開口部をひっかく。「攻撃を受けたら、受け身の行動を取るべきではない。サメは相手の体格と力を重視するからだ」と同博物館は話している。

サメに襲われる確率を下げるには?

 どこであれ、海で泳げば「野生生物と遭遇しうる」ことを忘れてはいけないとバージェス氏は注意を促す。サメに襲われる可能性はもともと低いが、さらに万一のことに備える方法はいくつかある。まず、サメの繁殖地とわかっている場所は避けるべきだ。

 サメの安全性を研究するクリストファー・ネフ氏は、荒天時やその後に海で泳ぐのは避けた方がよいと話す。海水がにごり、餌となる魚がかき回されるため、サメが盛んに餌を取ろうとするからだ。同じ理由で、日の出や日没時の遊泳も避けた方がよい。

また、漁師が魚の内臓を捨てている場所もサメが寄ってきやすい。サメへの餌やりもすべきではない。サメが混乱したり、人と餌を関連付けるよう学習したりする可能性がある。

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