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AR Cloud、Spatial Computing、Digital Twin──ミラーワールドを読み解くための7つのキーワード

8/17(土) 15:10配信

WIRED.jp

想像力と現実がともにデジタル化され、両者が交わる領域に「ミラーワールド」は出現する。AR、VR、 MR、ゲーム、AI、地図、自律走行、モビリティ。あらゆるプレイヤーが挑んでいるのは、世界のデジタル化によるミラーワールドの建国だ。7つのキーワードから、その現在地を解き明かす。(雑誌『WIRED』日本版VOL.33の記事に加筆編集して掲載)

「世界をデジタル化せよ」とテクノロジーはささやく

もうひとつの「地球」のためのインフラ

ミラーワールドの基盤技術ともいえるのが、AR Cloudだ。現実世界の永続的な3Dデジタルコピーをつくり、それを複数のユーザーやデヴァイス間でリアルタイムで同期できるようにする。そのデータは、フェイスブックのもつソーシャルグラフやグーグルの検索インデックスに匹敵するほどのインフラになるともいわれている。これが、「ミラーワールドはWeb、SNSに次ぐ第3のプラットフォームになる」とケヴィン・ケリーが言うゆえんなのだ。

惑星規模の3Dマップをつくるのは誰か?

あなたが方向感覚に優れていなくとも、Googleマップは目的地まで導いてくれる。メルカトル図法の発明以来使われてきた地図と、新たなナヴィゲーション技術が結実したGoogleマップは、人間の世界の捉え方を大きく変えてきた。来るべき自律走行の社会実装やミラーワールドで必要となるのは、二次元情報にビルの高さや土地の標高などを加えた高精度3Dマップだ。Googleマップは勝者でいられるのか、それとも盛者必衰の理に従うのであれば……?

「体験」や「経験」そのものが同期される世界へ

Spatial Computingは、GPSなどの「位置情報」を軸として現実とデジタル世界を同期させる概念だったが、マジックリープや3Dゲームエンジン「Unity」を開発するUnity Technologiesは、ARデヴァイスとセンサーを組み合わせ、個々人が体験している空間そのものを他者と同期させる概念としてこの言葉を用いる。その世界ではボタンやマウスなどのデヴァイスは消滅し、ジェスチャー、視線、音声や表情といった現実の「経験」にひも付いた情報がインターフェイスとなる。

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最終更新:8/17(土) 15:10
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