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ジェイ・ZがNFLとパートナーシップ契約、キャパニック問題も言及

8/17(土) 15:15配信

Rolling Stone Japan

ジェイ・Zが代表を務めるレコードレーベル「ロック・ネイション」が、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の新“ライブミュージック エンターテイメント ストラテジスト”に就任することが明らかになった。コリン・キャパニックの抗議問題も言及。

米現地時間8月13日、ロック・ネイションのオフィスで行われた水曜日の記者会見では、ジェイ・ZとNFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏が今回の合意に関する質問に応じた。新しいパートナーシップ契約をめぐり、もっとも物議を醸している要素のひとつは、元NFL選手コリン・キャパニックによる警察の暴力に対する平和的な抗議へのNFLの対応をジェイ・Zが長年にわたって批判し続けてきたことだ。キャパニックの行動はその後、ほかの選手への波及効果をもたらした。

「コリン(・キャパニック)の目的は、社会的不正義に対して人々の注目を集めることだった、という点を俺たちは忘れてるんじゃないのか?」と記者会見でジェイ・Zは述べた。「そう考えると、今回の件は成功だ。これはその次のことなのだから。なぜなら、抗議には2つの要素があるんだ。まずは外に出て抗議する。そうすれば企業か個人が『わかった。次はどうしたらいい?』と尋ねてくる。俺たちはこの問題に対してどうするべきか? のように、俺にとって抗議は行動というか、すぐに実行できるものなんだ。俺の声も、相手の声もみんなに届いたし、俺が相手の言い分を理解していることもみんな知ってる。それなら、次は何をする? 何百万もの人間がいるっていうのに、俺たちはコリンに仕事がないことばかりに注目している」

キャパニックは、ロック・ネイションとNFLの提携契約の締結とは無関係である。会見に集まった記者たちに対し、ジェイ・Zは自分が元クオーターバック選手のボスではない、と述べた。だから、キャパニックに何かを強制するのは不可能だ、と。「コリンの行動を非難するつもりはないし、彼が俺の行動を非難しないことを望んでる」とジェイ・Zは言った。さらには、今回の合意を発表する前にキャパニックと話したことも認めたが、会話の詳細は明かさなかった。

その後の会見では、キャパニックがリーグから追放されたと多くの人が思っているなか、こうしたパートナーシップは「不誠実」ではないのか? という質問がグッデル氏に投げかけられた。「我々は様々な議題について話し合いました。最初の会合では、エンターテイメントとそれに対するNFLの取り組み方について話しましたが、我々が何よりも求めているのはインパクトです」とグッデル氏は説明した。「我々が手を組めば、インパクトを与えられます。我々のコミュニティにおいて本当にポジティブなことができるのです。ジェイ(・Z)の視点を借りるなら、我々は選手の声に耳を傾けています。選手たちの言い分は理解できましたし、コリンとほかの選手が意識を向けさせてくれたコミュニティのなかで変化を生むためのプラットフォームもつくりました。今回のパートナーシップと、フットボールというブランドと音楽のエンターテイメント要素はさらに大きな変化を可能にしてくれるでしょう。我々は、これを進歩のための抗議と呼んでいます」。

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最終更新:8/17(土) 15:15
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