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リンガーハットが3年連続「外食チェーン顧客満足度」1位を獲得できたワケ

8/17(土) 6:00配信

週プレNEWS

■数字も好調なリンガーハット
サービス産業生産性協議会が6月に発表したJCSI(日本版顧客満足度指数)調査で長崎ちゃんぽんの全国チェーン「リンガーハット」が3年連続で1位を獲得した。

【写真】“国産”野菜をたっぷり使用したメニュー

実際の業績数字も上々だという。飲食店コンサルタントの三ツ井創太郎氏によると。

「今年発表されたリンガーハットの2月期決算は売上高が前年比104%の伸び率となっています。出店戦略に関しても、今年度はフードコートを中心に国内、海外合わせて36店舗を新規出店することが発表されています」

勢いが止まらないリンガーハット。確かに無性にちゃんぽんが食べたくなるときはあるけど......なぜここまで愛されているの? あらためてその理由を調査した!

■愛される理由【その1】"国産"野菜をたっぷり使用。安心ヘルシーの地位確立

まずはリンガーハットの広報を直撃!

「大きな施策として、2009年より全店でちゃんぽんに使用される野菜7種を100%国産化しております。その後10年には麺に使う小麦を、13年には餃子の主原料もすべて国産に。

さらに15年には、全国の流通量のうち国産が3%だったきくらげの国産化にも成功。これらの施策以降、これまで2割程度だった女性のお客さまが全体の5割に増えました」



平日のお昼時、都内オフィス街の店舗を訪れると、50席ほどの店内はほぼ満席。確かにその半数は20代から50代と幅広い年齢層の女性客が占めていた。そのうち、ひとりで来ていた20代と思われるOLに話を聞いてみた。

「こってりした麺類が食べたい気分のときも、やっぱりラーメンだとカロリーが気になるんで......。でも、ここなら野菜が多い分、とんこつのスープでも罪悪感が少ないので」

また、同僚と来ていたふたり組のサラリーマンにも話を聞いてみた。

「ひとり暮らしだと野菜不足になるので、そんなとき頼れるのがリンガーハット。あと、意外と知られていないのですが、持ち帰りもできるのでオフィスでガッツリ野菜摂取できるのもありがたいです」

実際、『野菜たっぷりちゃんぽん』には野菜が480gも入っている。これは厚生労働省が推奨する1日の目標摂取量350gを大幅に上回っていて、このちゃんぽんを食べるだけでクリア。健康志向の店というポジションが確立されているのが愛される理由のひとつのようだ。





■愛される理由【その2】さまざまな業態展開で広い年齢層の顧客にリーチ

さらに、こんな企業努力もあった!

「これまで中華鍋とガスコンロで一人前ずつ作っていたので、どうしても味の違いが出てしまったのですが、04年頃からはIHを使用した現在の調理システムを確立。700店舗ほどあるリンガーハットでどこでも同じ味の商品が食べられるようにしています」(広報)

それにより客にはどんなメリットが?

「提供時間を2分以内に短縮し、ガスを使えないフードコートへの出店を増やすことができました」(広報)

首都圏のフードコート店舗に休日の昼時に訪れると、客の多くが子連れのファミリー層。3人家族の父親に話を聞くと。

「4歳の子供もちゃんぽんが好きです。麺類は子供でも食べやすいので。リンガーハットってどこのショッピングモールに行ってもあるイメージですよね。まぁ助かりますけど」

大人だけでなく、子供の心もつかんでいた! さらに新業態はフードコートの店舗だけではない。

「17年から通常店舗よりハイグレードな『リンガーハットプレミアム』という店舗を出店しました。イカなどの素材を追加し、スープにもこだわった『プレミアムちゃんぽん』を通常より100円高い価格で提供していて、ワインやおつまみのメニューにも力を入れています」(広報)

プレミアム店は全国で現在10店舗。そのひとつ東京・新橋の店舗に休日の夜に訪れると、カウンターでワインを飲む60代男性が。話を聞いてみると。

「待ち合わせまで時間があるから一杯と思って。外観がシックで、正直ちゃんぽん屋ってわからないほどだった」

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最終更新:8/17(土) 6:00
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