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自衛隊の迷彩服、質と量は大丈夫か?すぐ燃える韓国軍の迷彩服

8/17(土) 8:55配信

週刊SPA!

~その61~兵士の迷彩服や作業服の能力

 安全保障では華やかな戦闘機や護衛艦、攻撃能力を持つ装備品の話題が予算議論でも中心となります。しかし、その正面装備を支える兵士の身の回りの装備にも目を光らせなければ、その運用をする人材を守ることができません。高価なF-35戦闘機を買うときと同じ感覚で小さなものの選定も慎重にしなければ致命傷になることがあります。

 必要なパーツ1個が足りなくても製造ラインは止まります。たったひとつの不良品のパーツのせいで全商品がリコール対象になることもあります。日用品のコストを削り、機能や性能を削るコストダウンは目立たず実行しやすいでしょう。しかし、そのしっぺ返しは想像以上です。日用品も高機能なものを選択し多めに製造し、余剰在庫を持つべきです。韓国で面白い実証実験がありました。

火のまわりが早い韓国軍の迷彩服

 2019年6月17日、韓国・YTNは「韓国軍の迷彩服は火に弱く、米国とは明らかな違いがある」と報じました。5月30日に韓国兵士がズボンのポケットにいれた電子タバコが爆発する事件がありました。迷彩服に火がまわり兵士は重傷を負いました。このため、同テレビ局が韓国軍の兵士の迷彩服と米軍の迷彩服の燃焼実験を行うことになったのです。

 結果、韓国軍の兵士の迷彩服は着火実験でたちまち火がつき、40~50秒ほどで合成繊維が溶けて原型がなくなりました。一方、米軍の迷彩服は火がつきにくく、着火しても迷彩服の生地に燃え広がることなく火が消えるという実験結果となりました。

 韓国軍の迷彩服は戦場で爆発物の火を受け、あっという間に火だるまになり重傷を負います。他方、米軍の迷彩服は火が付きにくく、同じ攻撃を受けても死傷者数が全く違う結果になります。米軍の迷彩服は難燃性で、繊維が溶けることによる二次火傷を起こさないように設計されていました。

 しかし、韓国軍の最新迷彩服は「化学繊維100%で、ポリエステルとレーヨンを最大8対2の割合で混ぜている」ということです。このポリエステルとレーヨンという繊維は両方とも可燃性でよく燃えます。しかも、溶融しながら燃焼する性質を持ち二次火傷の危険が高い繊維です。

 これを受けて韓国でも「戦時に火花が飛んだだけで火傷しそうだな」「こんなのが『迷彩服』だなんて、どうかしている!」といったコメントがYTNのニュースに寄せられました。「あっという間に燃える迷彩服」なんてあり得ませんよね。

 迷彩服の良し悪しで簡単に重度の火傷を負い、部隊が壊滅するなんてタマリマセンよ。そりゃ韓国の人たちも騒然となるでしょう。戦場では「着るものにはこだわらないぜ!」って訳にはいかないのです。戦場にオシャレは不要ですが日常よりも衣服・装備品にこだわらないと命にかかわります。

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最終更新:8/17(土) 8:55
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