ここから本文です

吉野家と高級ホテルの牛丼 その「肉原価率」を比較してみた

8/18(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 国民食と言われて久しい牛丼だが、“進化”は続いている。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が指摘する。

【写真】一杯5464円の「キャピトル牛丼」

 * * *
 今年の夏は、牛丼にとって実にプレミアムな夏だ。しかもその先陣を切ったのは、意外なことに牛丼チェーンではなかった。日本の誇る老舗ホテル「ザ・キャピトルホテル東急」のレストラン「ORIGAMI」が「キャピトル牛丼」なるメニューを6月16日から売り出したのだ。

 自ホテルの名前を冠しただけあって、ホテル側の気合いがメニューの端々から見て取れる。まずお値段が5464円(税金・サービス料込み)と実に気合いが入っている。牛丼としては驚くほど高額で、実はメニュー開発には約1年半という期間を費やしたという。肉は黒毛和牛のリブロースを合計150g。丼のアタマ”には和牛、それに都度調理する兵庫産の玉ねぎも加えられている。めしの量は180g。ほぼアタマと同量で、食事によし、つまみによしという、たいへんな大型ルーキーの登場である。

 そこで黙っていなかったのが、創業120周年の「吉野家」である。ホテル業界に“聖域”を侵食されては、牛丼業界の雄の名折れとばかりに8月14日に「サーロイン」を使った「すきやき重」を発売。吉野家伝統の煮ダレで軽く煮たサーロインが120g、お重に盛られためしの上に鎮座して860円。発売初日には10時から販売が開始され、各店舗で売り切れが続出。15日からは「11時からその日の食材がなくなるまで販売」する方式にシフトした。

 ちなみに吉野家の不動の人気メニュー「牛丼」の並盛りは、”アタマ”が肉の量の約80gと玉ねぎを合わせて約90g、ごはんはおよそ250gで価格は380円。やはり圧倒的に破格である。

◆肉原価率を比較する

 さて3種類の“牛丼”を肉ベースで比較したとき、一番オトク度が高いのはどれか。一般でも入手できる業務用通販サイトの価格を参考に比較しつつ、インプレッションを残しておきたい。

1/2ページ

最終更新:8/18(日) 16:00
NEWS ポストセブン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事