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インスピレーションをかきたてる、韓国人キュレーターのお気に入りアートスポット

8/18(日) 18:21配信

ハーパーズ バザー・オンライン

大学で東洋画と美術教育を専攻したイ・ウンギョンさん。写実主義の作品を愛し、好きな作家は誰かと聞かれると、エドワード・ホッパーと迷わず答える。
「彼は日常的な都市の姿を描きながら、人間が感じる虚無、孤独、喪失を最もよく表現していると思います。絵を眺めているとそれが伝わり、作品を観て共鳴するような感覚、こうした共感というものを追求している私としては、ミュージアムを訪れるひとりでも多くのゲストと作品を介して触れ合いたくて、感じ合いたくて、どうすればそれを企画にできるのか、常に考えています。現在の韓国はさまざまなジャンルのエキシビジョン、アートフェア、美術オークションなどでアート市場がどんどん細分化され、世界的にも韓国が注目されるという相乗効果もあって、さらに業界全体が盛り上がっていますね」

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例えば、美術品投資のオンラインサービスも活発に動き出しているそうだ。「こうしたムーブメントのおかげで一般の人たちがアートに近づきやすくなってきていることは嬉しいこと。だから美術関連の仕事をしている私にとっても興味深く、韓国アートの黄金時代を過ごしていると感じます」

1. NATIONAL MUSEUM OF MODERN AND CONTEMPORARY ART SEOUL(国立現代美術館ソウル館)

今年で開館50 周年の国立現代美術館は全国に4館あり、ソウル館は2013年にオープン。現代アートの流れをひと目で見られる充実した展示や映画、公演、教育などを通じて、多彩なジャンルのカルチャーに触れられる。「中心地の景福宮(キョンボックン)と向かい合う歴史深い場所でアートを鑑賞するのもおすすめ」

30, Samcheong-ro, Jongno-gu, Seoul

2. SEOUL FLK FLEA MARKET(ソウルプンムル市場)

昔と今が共存するソウルプンムル市場はアンティーク、生活雑貨、古着まで探せば何でもある、ソウルではおなじみのフリーマーケット。「古道具のなかから宝物を発掘するのが楽しい。宝探しに疲れて小腹が空いたら、名物屋台に立ち寄るのもお忘れなく!」

21, Cheonho-daero 4-gil, Dongdaemun-gu, Seoul

3. PKM GALLERY(PKMギャラリー)

2001年に設立され、国際的に活躍する韓国のアーティストたち(イ・ブル、ベ・ヨンファン、 キム・ジウォンなど)の個展を通じて韓国現代アート界の活性化と発展に注力している。「観覧後はギャラリーに併設されたおしゃれで評判のカフェ&レストランにも寄ってくださいね」

40, Samcheong-ro 7-gil, Jongno-gu, Seoul

イ・ウンギョン : ミュージアム・グラウンドのチーフキュレーター。大学卒業後、いくつかのギャラリーのキュレーターを勤め、2017年より現職。展覧会の企画と教育部分の総括企画を担当する。

Realization: Kim Tomoe From Harper's BAZAAR September 2019

最終更新:8/18(日) 18:21
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