ここから本文です

『あなたの番です』西野七瀬を巡る様々な言説の真偽は? これまでの気になる伏線を改めて整理

8/18(日) 6:01配信

リアルサウンド

 年の差新婚夫婦が、マンションでの交換殺人ゲームに巻き込まれ、連続不審死事件の謎解きに挑む、秋元康企画・原案のミステリードラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)。回を追うごとにさらに謎が深まり、SNS上では様々な考察が行われる中、西野七瀬演じる黒島沙和の黒幕説の声が根強く、その動向に毎回注目が集まっている。

【写真】ひまわり畑に立つ西野と横浜

 黒島のこれまでの基本情報をおさらいすると、国際理工大学理学部数学科の3年生で、フィボナッチ数列をずっと見ていられるという数学専攻の理系女子。本人曰く実家は裕福で自室は親の持ちもの。大人しい性格であった黒島は、第1話では彼氏の波止陽樹(水石亜飛夢)と手をつないで登場し、第3話までいつもどこか怪我をしていたが、第4話以降は怪我はすっかりなくなり、人が変わったように明るい発言が多くなっていく。

 第12話で、黒島のゴミから香典袋が発見され翔太(田中圭)から疑いをかけられた際に、彼氏からはDVを受けており、その後知らない人と喧嘩をして亡くなったと語ったことから、怪我がなくなった理由は彼氏が死亡したからだと思われる。しかし、それはどこか信じがたく、利き腕がころころ変わったり、下駄の鼻緒が切れ足を挫き、二階堂がおんぶして家まで送ったにも関わらず、着替えて出てきたら普通に歩いていたり、黒島が部屋にいる時に臭いを気にしていた二階堂(横浜流星)が、大学で出会った時には臭いがしなかったことから、双子説があり(プロデューサーは否定しているが)、入れ替わっていると考察する人も多い。

 黒島が交換ゲームで紙に書いたのは「早川教授」、引いた紙は「織田信長」と話すも、紙を引いた時に目を細めていたことから、浮田啓輔(田中要次)が細工して紙に小さく「赤池美里」と書いたことが後に判明し、黒島が目を細めたのは浮田の紙を引いたから説がネット上で溢れている。これが事実だと早川教授と書いたことや彼氏が亡くなったのも怪しくなり、赤池美里殺害犯としての可能性も浮上してくる。

 黒島を考える上で外せない存在である、第12話より姿を見せた黒島のストーカー・内山達生(大内田悠平)は、黒島とは高校からの付き合いで、黒島は人づてに自分のボディーガードのようなものだと聞かされ、同じ大学も受験していたほど。つまりストーカーと言えど、これだけ黒島が長い間野放しにしているのは、自分に危害を加えないと承知している不思議な関係だ。

 黒島の部屋で盗聴器が見つかり、内山の耳にはイヤフォンがあった第16話の状況を素直に受け止めれば、黒島たちが話す交換殺人の件は全て内山が盗聴していたことになる。おそらく内山は、黒島の幸せのためなら何でもするストーカーで、黒島から死を望まれれば自殺も辞さないだろうし、指示がなくても黒島を庇うために自ら犠牲になる可能性も充分にある。黒島がつぶやいたことを勝手に実行するのであれば、意図的に利用することさえ考えられる。自分の手を汚さず赤池美里や、真実に迫る刑事を殺害させることも。 

 第16話の最後で、内山が直前に吸ったスプレーガスによる笑顔の死を迎え、自宅のモニターには菜奈(原田知世)のPCに仕込まれていたものと一緒のブルマークがあったことからも、彼が「笑顔の死」事件に関わっているのは明確だ。今のところマンション住人と繋がりがあるのが黒島だけなので、黒島が何らかの形でこの事件に関わっている可能性が高い。

 もう一つ気になるのが、南雅和(田中哲司)の存在。黒島が電車のホームで何者かに突き飛ばされ入院してる時に、警備員を装い黒島の病室に訪れており、内山が自殺を図ろうとした時に、逃げ行く姿も目撃されている。黒島と何らかの形で繋がりがあると思われ、内山に罪を全て被せ、黒島と南がグルになっているとも考えられる。翔太の「会いたいよ」が流れる中、南が写真を見つめていい顔をするシーンがあり、誰かの復讐のために動いているのかもしれない。

 次回第17話で、内山のパソコンから衝撃的な内容の動画が流れるようで、住民の会議では尾野幹葉(奈緒)が、「黒島さんが犯人とグルだと疑うのはやめましょうね」と発言するシーンも。まだ数話あるこのドラマで、黒島が黒幕だと直接問われる展開を考えると、真犯人である可能性は低くなってくる。ただ、もし黒幕だと考えた場合、双子説や遺産相続殺人説なども様々あるが、その動機は、黒島は恋愛下手で、彼氏を作るために数式に当てはめて実践した過去があり、今回も数学オタクの見地から、数式に当てはめた殺人ゲームを実行・実験しているのではないか。

 これから黒島に関してキーになってくるのは、線路に突き落としたのは誰なのか、黒島の病室に尾野がいて、パソコンをぶつけようとした理由などが挙げられるが、他にも不審な点がたくさんあり、まだまだ気になることだらけ。「反撃編」の翔太側の人間で、直接交換殺人ゲームに参加したのは黒島だけということは、いつでもミスリードさせられる、人狼の狼的な存在ということも意味する。ただ、ドラマ初期から黒島黒幕説が一番流れていることから、当初は黒幕設定でも変えてくる可能性が十分にあるし、今までの秋元康企画・原案ドラマは一番怪しい人が何もないことが多々あり、単純にミスリード担当なのかも知れない。ただ、西野は乃木坂46時代の映像作品を見るとキレた演技に迫力があり、不貞腐れる表情も上手いので、狂気を見せる展開もぜひ期待したいところだ。

(文=本手)

本手

最終更新:8/18(日) 6:01
リアルサウンド

記事提供社からのご案内(外部サイト)

リアルサウンド

株式会社blueprint

音楽と映画を対象とする総合カルチャーサイトです。各ジャンルのニュースから、第一線のライターによる作品レビュー、業界分析記事まで、多彩な記事をお届けします。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事