ここから本文です

バーティがクウズネツォワに予想外の敗退、世界1位はおあずけに [女子テニス]

8/18(日) 18:30配信

テニスマガジンONLINE

 世界1位に返り咲くためにアシュリー・バーティ(オーストラリア)に必要だったのは、あとたった1勝だけだった。しかし多くのアップダウンのあった1週間の終わりに、バーティにはもう一度カムバックを果たす力が残っていなかったのである。

ウェスタン&サザン・オープン2019|PHOTOアルバム

「ウェスタン&サザン・オープン」(プレミア5/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~18日/賞金総額294万4486ドル/ハードコート) の女子シングルス準決勝で、バーティはスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)に2-6 4-6で敗れた。

 同じ日、ジョコビッチももうひとつの驚きの番狂わせにより、ダニール・メドベデフ(ロシア)に屈していた。

 シンシナティでの今週は、そんな1週間だった。USオープンに先立ち、トッププレーヤーたちは男女ともにプレーで四苦八苦するか、あるいは故障するかして姿を消していったのである。

 USオープンが直前に迫る中、女子シングルスでは多くの問いが飛び交っている。しかし誰が世界ランク1位になるかは、もはや問いではなくなった。

 バーティの7週間の王座君臨は、先週の最新ランキングで日本の大坂なおみ(日清食品)が頭ひとつ先んじたときに終わりを遂げた。

 土曜日の準決勝で勝ちさえすれば、バーティはUSオープン前にふたたびトップに返り咲くはずだった。彼女は3試合連続で第1セットを落としてそのつど巻き返していたが、今回はもはや挽回勝ちを生み出すことができなかった。

「戦い抜いた1週間だったわ」とバーティは振り返った。

「ときどき、私は非常にいいプレーをした。また別のときにはかなりひどいプレーもした」

 USオープンではどちらのバーティが現れるだろうか? 大坂はタイトル防衛に挑むに十分なだけいい体調で臨めるだろうか?

 大坂は金曜日、左膝に異常な感覚を覚え、準々決勝の試合の途中でリタイアした。そのケガは大坂を不安にさせている。彼女はいまのところ変わらずUSオープンでプレーする予定にしているが、その膝が問題となるか否かはまだはっきりしていない。

 それから先の日曜日、トロント決勝の序盤でリタイアしたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)もいる。彼女は同じ背中の問題を理由に、シンシナティでも初戦を戦う前に棄権を決めていたた。しかし彼女は姉ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が準々決勝で負けるまで、応援のため付き添って会場にとどまっていた。

 故障による離脱を経て復活したクズネツォワはバーティにつけ入る隙を与えず、今週2度目となるトップ5選手に対する勝利を挙げてげて今季初の決勝に進出した。

 現在153位にまでランキングを落としているクズネツォワは、膝の故障による7ヵ月の離脱のダメージから回復しつつあるところだ。今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)での出場となっている。

 今季9つ目の出場大会でクズネツォワは調子を整え、本来のテニスを取り戻して2017年マドリッド以来となるWTAプレミアレベルの大会の準決勝での勝利をものにした。

「ときに人生とはこういうものなのよ」とクズネツォワは語った。

「ときに本当に小さなことがすべてを変える。私がいま手にしている弾みは、間違いなく以前とは違ったものだわ」

 彼女は決勝で、第16シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズは14本のサービスエースの助けを借り、同胞のソフィア・ケネン(アメリカ)を7-5 6-4で倒した。

 キーズは暑さと湿気の中でも週を通して何の問題もなくプレーし、ここ3大会で2回戦を越えることにしくじっていた悪い連鎖を終わらせた。

「気分はすごくいいわ」とキーズはコメントした。

「毎朝目覚めるたびに、私はすべてが変わらず無事な状態でいい感じであり続けているよう願っているの」(C)AP(テニスマガジン)

MASON, OHIO - AUGUST 17: Ashleigh Barty of Australia (R) shakes hands with Svetlana Kuznetsova of Russia after losing in straight sets during Day 8 of the Western and Southern Open at Lindner Family Tennis Center on August 17, 2019 in Mason, Ohio. (Photo by Rob Carr/Getty Images)

最終更新:8/18(日) 18:30
テニスマガジンONLINE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事