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初出場15歳・森秋彩、リード1位で総合19位から5位に 大逆転通過「信じられない」

8/18(日) 19:16配信

THE ANSWER

今大会7位以内の日本人最上位者が東京五輪代表に内定

 東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は18日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の女子予選が行われた。五輪代表は男女各2枠ずつあり、今大会7位以内の日本人最上位者が内定。各種目の順位を掛け算し、値の小さい選手が上位となる。20人で行われたこの日の予選は、日本勢5人中4人が8選手で争われる20日の決勝に進出した。

 初出場となった15歳の新星・森秋彩(あい・茨城県連盟)は、大逆転で決勝進出を決めた。スピードで12秒585と20人中18位と出遅れ。ボルダリングも4課題中1つしかクリアできず16位。2種目を終えて総合19位と苦しい位置で最終種目のリードを迎えた。

 15日に銅メダルに輝き、日本人最年少のメダリストとなった得意のリード。中盤で両足が離れる危ない場面もあったが、何とか立て直して最後まで登り切った。終わってみれば完登できたのは森だけという難コース。「嬉しいけど信じられないです」。あどけない表情を浮かべる身長154センチの15歳に拍手が降り注ぎ、総合5位で突破した。

「1位にならないと残れない。決勝に残らないといけないと強く思ってやりました。いつも出し切ろうと思って登るけど、課題を見てこれは完登しないといけないと思ったので、『絶対、完登してやろう』と思いました。自分自身、心の自信につながった」

 上位に躍り出た森だが、後続のトップ選手たちは「見ていられない」と下を向いていたという。しかし、コーチから「残ったよ」と言われて大喜び。「信じられなくて、何が起きたかわからなかった」と自分でも予想しがたい逆転に目を丸めた。

 スピードはホールドの位置が統一され、高さ15メートルの壁を登ってタイムの速さを競う。ボルダリングは複数のコースを完登できた数で争う。リードはロープを使用し、12メートル以上の壁を競技時間内により高く登った選手の勝利となる。

 2位通過の野口啓代(あきよ・TEAM au)は東京五輪での引退を表明している。森にとっては憧れの人。「今回は野口さんにいい成績を残して競技を離れてほしいと思っていた。私は(2024年の)パリ五輪を狙っているので。スピードに自信がないし、野口さんが一番五輪に近いと思っている」と控えめだった。

 世界選手権で代表内定しなかった選手は、11月の五輪予選(フランス)、来年4月のアジア選手権で選考。有資格者が2人未満、または3人以上の場合は同5月の複合ジャパンカップで決まる。

THE ANSWER編集部

最終更新:8/18(日) 19:28
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