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「放送広告購買の延長だ」:給油機のスクリーン広告枠を買う、広告主たちの狙い

8/19(月) 11:51配信

DIGIDAY[日本版]

マーケティングの新しい機会

GSTVは、全米に2万3000箇所以上あるスクリーンに、インターネットを介して動画や広告をストリーミングしている。インターネットベースで配信しているので、場所によって表示する広告も変えられるため、広告主はGSTVを利用してテレビや動画キャンペーンのリーチや頻度を補えるのだ。さらにGSTVでは、マーケティングリサーチ会社のニールセン(Nielsen)などと連携し、ガソリンスタンドおよび併設されているコンビニのクレジットカードデータと、広告主のファーストパーティデータを付き合わせてブランド広告を正確に特定し、売り上げへの影響を測定できるようにしている。

従来のテレビからは視聴者離れが進み、Netflix(ネットフリックス)など広告の入らない番組を観る人が増えるなか、広告主は消費者にリーチするための15秒スポットの機会をあらゆる場所に求めている。かつてはビルボードやバス停の看板などと並ぶ、屋外広告のプラットフォームとして捉えられてきたGSTVだが、マーケターたちの目には新しい機会として映っているようだ。「テレビだけでは届いていない視聴者がいると感じた場合、これまでも複数のクライアントに、広告との接触回数拡大のためにGSTVを使ってはどうかと勧めてきた」と、サヴィル氏はいう。

GSTVは、テレビや動画の広告枠を毎年先行販売する市場であるアップフロントに参入し、減少したテレビ視聴者を補うチャンスを求めている広告バイヤーの関心に乗じようとしている。GSTVのCEO、シーン・マキャフリー氏の話では、同社は今年に入ってから広告主とのミーティングを20回以上行い、アップフロント予算を獲得すべく売り込んでいるという。その際の宣伝文句は、ニールセンの測定で、毎月米国内の成人9300万人(2018年の成人7500万人から増加している)にリーチできるという結果が出ているという点、そしてチェダー(Cheddar)やファーストメディア(First Media)、チャイブTV(Chive TV)などメディア企業の動画だけでなく、NFLやNHLといったスポーツリーグが提供する動画の合間に、テレビクオリティの音声付き広告がフルスクリーンで流れるという点だ。

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最終更新:8/19(月) 11:51
DIGIDAY[日本版]

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