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熱中症は最初の処置が重要! 対処の遅れが後遺症を招く

8/19(月) 7:06配信

エイ出版社

熱中症は、症状が軽い段階で迅速に、正しい応急処置を施せば、回復を早められます。しかし、処置が遅れて重症化すると、まっすぐ歩けないなどの歩行障害や、腎臓の機能低下などの深刻な後遺症が残ることもあります。

暑い時期にめまいや立ちくらみ、突然気分が悪くなる、吐き気や頭痛に襲われたら、躊躇せずに近くにいる人に助けを求めましょう。また、近くに気分の悪そうな人がいたら、まずは声をかけてあげ、以下で紹介する処置を行ってみてください。なかでも、「水分補給」「体の冷却」を最優先にしましょう。

具合が悪くなったら最初に行うべき6つの対処

1.木陰やエアコンがきいた涼しい場所へ移動させる。
2.衣服をゆるめ、体を締めつけるものをゆるめる。
3.足を少し高くして心臓への血流を増やす。
4.冷水をかけたり、扇いだりして体を冷やす。
5.首の両脇と後ろ、脇の下、脚の付け根を氷のうなどで冷やす。
6.経口補水液、スポーツドリンクまたは、0.1~0.2%の濃度の食塩水(1リッターの水に対して1~2gの食塩を加えたもの)をとる。

太い静脈が通る首、脇の下、脚の付け根を冷やす!

体内にこもった熱をとるためには、体の表面に近い太い静脈があるところを冷やすのが効果的です。太い静脈は、大量の血液を体内に戻す役割をもつため、そこを通る血管を冷やせば、冷やされた血液が全身を巡り、体の熱をすみやかにとることができます。

冷やすべき場所は、「首の前側の両脇」、「脇の下」、「脚の付け根の前面(鼠径部)」。そこに保冷剤や氷のう、冷えたペットボトルを当ててください。氷はタオルでくるんで使いましょう。もしタオルがなければ、衣服などでくるんでもOKです。

監修:伊藤重範/医療法人三九会三九朗病院循環器内科専門医・医学博士。名古屋市立大学医学部卒。日本循環器学会認定循環器専門医、日本内科学会認定総合内科専門医、日本医師会認定産業医。『医者が教える熱中症対策』(エイ出版社刊)など。

最終更新:8/19(月) 7:06
エイ出版社

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