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引退のロッベンが振り返る(後編)「移籍は最善の決断だった」

8/19(月) 11:20配信

footballista

ロッベンがバイエルンに来た理由

 今夏に引退を表明したばかりの元オランダ代表のアリエン・ロッベンが、ドイツのスポーツ誌『ソクラテス』のなかで、バイエルン時代を振り返っている。前回は、バイエルン時代に指導を受けた監督のなかで、自身が「最も学ぶことが多かった」と語るペップ・グアルディオラについてまとめた。

 しかし、他にも選択肢があるなかで、なぜバイエルンを選んだのだろうか。それには、同じオランダ人で、オランダ国内で名声を不動なものにしていたルイス・ファン・ハールの存在が大きかったようだ。

「(ファン・ハールとは)ミュンヘンで素敵な時間を過ごせたよ。あのタイミングでファン・ハールがバイエルン・ミュンヘンの監督じゃなかったら、僕がミュンヘンに来ていたかは、分からないな」

 「ファン・ハールが電話をかけてきたとき、僕自身はレアル・マドリーでも幸せな生活を送っていたんだ」と話す。だが、2009年の夏は、レアル・マドリーがクリスティアーノ・ロナウドやカカ、そしてカリム・ベンゼマらの大型補強を敢行し、話題を集めた年でもある。25歳と全盛期を前にしたロッベンにとって、決断のときが迫られていた。「僕の唯一の願いは、チャンピオンズリーグ優勝だったんだ。当時のバイエルンはCL優勝を狙えるトップグループには入っていなかったけれど、リスクを取ったんだ。結果的に、この決断は報われたね」と話した。「バイエルンに行く決断は簡単ではなかったけれど、結果的には僕のキャリアにとって最善の決断だった」とバイエルンでのキャリアに後悔がないことも強調した。

最も辛かった出来事は……ブーイングから愛情へ

 2013年のCL優勝がキャリアのハイライトと話すロッベンにとって、最も辛い経験となったのが2012年のCL決勝での敗戦だ。チェルシーとの一戦では、「僕らが有利とみなされていて、試合も支配していた。終了8分前には先制までしたにもかかわらず、最後は何も勝ち得ることはできなかった」と振り返った。だが、それだからこそ、2013年のCL優勝の意義は大きい。自身がバイエルンで現在の特別な愛情を受けられたのも、この浮き沈みを乗り越えられたからだと信じている。

「2013年のCL優勝という最高潮に達したあと、2012年のあとに僕に向かってブーイングをしていたファンたちも、ようやく僕に愛情を注いでくれるようになった。(ブーイングをされようと)僕はずっと変わらずにあり続けたし、クラブに全てを注いできたんだ。今まで僕が示してきたこの姿勢が、人びとを感動させてきたんだと思うよ」

最終更新:8/19(月) 11:20
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