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【昭和の名車 61】マツダ サバンナRX-7は、ポルシェと真っ向勝負の本格ロータリースポーツ

8/19(月) 6:30配信

Webモーターマガジン

マツダ サバンナRX-7:昭和53年(1978年)3月発売

昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。今回は昭和53年発売のマツダ サバンナRX-7だ。

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1970年代の中盤以降に登場したスポーツモデルの中でも、初代サバンナRX-7(SA22C型)ほど衝撃的なデビューを飾ったクルマも珍しい。

当時、日本の自動車メーカーは厳しい排出ガス規制への対応に終始した感が強く、実際に市場も、高性能なスポーツモデルには若干冷たい視線を浴びせていたようにも感じられる。

昭和53年(1978年)にマツダから発売されたサバンナRX-7は、そのような市場に突如として投入された野心作であった。

まず大きな話題となったのは、それまでの日本製スポーツモデルの常識を大きく打ち破ったガラスハッチを持つスタイリングで、ボディ全体はワイド&ローのデザインコンセプトに基づいた、極めてスタイリッシュなものにまとめられた。

洗練されたスラントノーズを実現したリトラクタブルヘッドライトも、また当時としては大きな話題だった。

もちろんリトラクタブルヘッドライトの採用は、空力特性の追求に最も大きな理由があったわけだが、実際にはその採用によって得られたフロントノーズまわりの造形が、ヨーロッパ製のスポーツカーに匹敵する美しさを持っていたことが、ユーザーサイドでは大きな話題になった。

実際にこのRX-7のスタイリングを改めて眺めてみると、さすがに現代のデザインと比較すると古典的な趣を感じさせるものの、その魅力は損なわれていない。

当時マツダから発表された空気抵抗係数(Cd値)は0.36。これは、当時の日本車の中では最高水準にあった数値である。

搭載されたエンジンは、53年排出ガス規制をクリアした12A型ロータリー。マツダは、すでに12A型エンジンの量産車種への採用を終えていたが、このRX-7に搭載されたものは同じ12A型でも吸気ポートの形状を変更するなど、若干の改良作業を経て、最高出力で従来型に5psのアドバンテージを持つ130ps/7000rpmを発生するものであった。

トランスミッションは5速MTと3速ATの両方が用意されていたが、もちろんスポーツ性という点で高く支持されたのは5速MT版だった。

インテリアもスポーティな雰囲気にまとめられており、インストルメントパネル内は視認性に優れたアナログ式のタコメーターを中心に配置され、ステアリングホイールも380mm径のスポーツタイプが備わった。

強くスラントしたノーズラインは、リトラクタブルヘッドライトの採用によるところが大きいと前述したが、もちろんボンネットラインを低く描くことができた理由はほかにもある。

それはエンジンのフロントミッドシップ搭載で、実際にRX-7のボンネット内を覗いてみると、12A型ロータリーエンジンは、その軽量コンパクトという特性を最大限に活かし、驚くほど後方にマウントされているのがわかる。このフロントミッドシップ方式は、スタイリング面に大きく貢献したことはもちろん、前後輪の重量配分を適正化するためにも採用の意義は大きかった。

パワーウエイトレシオで7.73kg/psという数値は、やはり当時の日本車の中では相当に魅力的な数字だった。その走りはさすがに強烈で、高性能RWDモデルらしいダイナミックな走りを楽しむことも容易だった。

RX-7が真のライバルと目したのは、もちろんヨーロッパ各地で生産されるスポーツモデル。ヨーロピアンスポーツを超越することさえ不可能ではないと思わせた圧倒的なパフォーマンスは、新鮮だった。

RX-7には、1983年の秋にターボモデルも追加設定されることになる。そして1985年にはフルモデルチェンジが行われ、セカンドジェネレーションへの発展を遂げるのだが、その間にモータースポーツシーンに投入され、大活躍を見せた。

日本のスポーツカーセグメントに新風を巻き起こしたのが初代サバンナRX-7だった。

マツダ サバンナRX-7 リミテッド 主要諸元

・全長×全幅×全高:4285×1675×1260mm
・ホイールベース:2420mm
・車両重量:1005kg
・エンジン型式・種類:12A型・直2ローター
・排気量:573cc×2
・最高出力:130ps/7000rpm(グロス)
・最大トルク:16.5kgm/4000rpm(グロス)
・トランスミッション:5速MT
・タイヤサイズ:185/70SR13
・車両価格:169万円

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最終更新:8/19(月) 6:30
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