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パンダみたいなアリがいた! なぜか似てしまった生物6選

8/19(月) 7:10配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

ヒョウ柄のカニ、ワニ頭の虫、ヘビ風イモムシも

 パンダみたいな昆虫に、ヒョウ柄のカニ。

 動物が現在の姿に進化したのには、さまざまな理由がある。求愛のためだったり、ライバルを威嚇するためだったり、カムフラージュや体温調節、捕食者を追い払うためだったりもする。例えば、毒のないスカーレットキングヘビは、毒を持つサンゴヘビにそっくりで、その外見は捕食者を遠ざけるのに役立つ。

ギャラリー:パンダ? ワニ? なぜか似てしまった生物6選

 近縁の動物になりすまして敵から身を守る動物もいれば、ヒョウとカニというまったく別種の生物なのに、色や模様がそっくりに進化するものもいる。なぜか似てしまった動物たちを紹介しよう。

パンダアリ

 白黒のもふもふな姿から、英語でPanda Ant(パンダアリ)と呼ばれるこの昆虫。実は南米チリに生息するハチだ。アリバチと呼ばれるグループの1種で、なぜかチリから遠く離れた中国の人気者ジャイアントパンダに似ている。

 アリのように見えるのは主にメスだと、南アフリカ、クワズール・ナタール大学のデニス・J・ブラザーズ氏は言う。その印象的な模様は、「強烈な針を持っているぞ」という捕食者への警告なのかもしれない。

 一方、オスには針がなく、いわゆるハチらしい姿だと、米アリゾナ大学の昆虫学者ジャスティン・シュミット氏は言う。

ヘビに化けるイモムシ

 スズメガの一種Hemeroplanes triptolemusの幼虫は、猛毒のクサリヘビになりすまして捕食者を追い払う。危険が迫ると、足を引っ込め体の前部を膨らませ、弱々しいイモムシから恐ろしいヘビに早変わりする。

 しかし、この技が見られる期間は短い。イモムシでいる間の30日のうち脱皮する数日しか、ヘビに変身できないからだ。

ワニ頭の昆虫

 ワニのような頭をもつ昆虫ユカタンビワハゴロモの英名はpeanut-head bug、「ピーナッツ頭の虫」という意味だ。中空の大きな頭は、たしかにピーナッツっぽくも、ワニの頭のようにも見える。鳥などの捕食者にとっては、この頭が爬虫類に見えて、食欲をそがれるのかもしれない。

 ユカタンビワハゴロモには、この独特な頭のほかにも、羽を広げると目のような模様があり、より大きな動物に見せかけることもできる。さらに、これらすべての威嚇が失敗しても、スカンクのように悪臭を放ち、諦めの悪い捕食者を撃退する。

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