ここから本文です

会社員クライマー・藤井快、4位で決勝へ 代表最年長26歳の武器「人生経験は豊富」

8/19(月) 19:39配信

THE ANSWER

今大会7位以内の日本人最上位者が東京五輪代表に内定

 東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は19日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の男子予選が行われた。五輪代表は男女各2枠ずつあり、今大会7位以内の日本人最上位者が内定。各種目の順位を掛け算し、値の小さい選手が上位となる。20人で行われたこの日の予選は、日本勢5人中4人が8選手で争われる21日の決勝に進出した。

 2016年からボルダリング・ジャパンカップで3連覇した藤井快(こころ・TEAM au)は、総合4位で予選を通過した。最初のスピードは1回目に6秒774、2回目に6秒531を記録して5位。得意のボルダリングは、第4課題で何度トライしてもクリアできず「あー、もう!!」と悔しさを爆発させた。

 4課題中2つを完登して7位とすると、最後のリードでは終盤で落下して5位となったが、観客の声援に笑顔で手を振った。若手中心の日本代表ではベテランの領域にいる26歳。経験値に裏付けされた安定感抜群の登りを見せた。

「相当、ホッとしたという感じですね。昨日の夜は凄く緊張していた。ここまで来てミスを重ねるよりは、ポジティブに行ったほうがいいかなと思って、いつも通りを心がけた。この状況を楽しめるように気持ちを持っていけるように集中した」

 中京大卒業後は、都内のクライミングジム「B-PUMP」のスタッフとして勤務しながら競技を続ける会社員クライマー。多忙を極める中で時間の使い方を工夫して、レベルアップに励んできた。21日の決勝に向け「去年との大きな違いは、一日半空くことで疲れが抜けること。体はみんなフレッシュになれる。深く考えずに自分にできることをしっかりこなしていく。そうやって自分の実力を発揮できれば、日本人最上位が獲れると思う」と五輪切符を見据えた。

21日の決勝へ「僕もW杯で優勝しているし、勝負になると思う」

 スピードはホールドの位置が統一され、高さ15メートルの壁を登ってタイムの速さを競う。ボルダリングは複数のコースを完登できた数で争う。リードはロープを使用し、12メートル以上の壁を競技時間内により高く登った選手の勝利となる。藤井の五輪切符獲得には、今季のボルダリングで2度目の年間王者となった楢崎智亜(ともあ・TEAM au)が最大のライバルとなる。

「その時のメンタルで競技の質が凄く変わる。僕もW杯で優勝しているし、勝負になると思う。他の選手より人生経験は豊富なので、気持ちはある意味強いと思う」

 世界選手権で代表内定しなかった選手は、11月の五輪予選(フランス)、来年4月のアジア選手権で選考。有資格者が2人未満、または3人以上の場合は同5月の複合ジャパンカップで決まる。

THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada

最終更新:8/20(火) 22:39
THE ANSWER

記事提供社からのご案内(外部サイト)

THE ANSWER

株式会社Creative2

アスリートを目指す子供たちや競技者の育成とスポーツの普及をテーマとした総合スポーツニュースサイトです。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事