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「2030年アパレルの未来 日本企業が半分になる日」は本当にやって来るのか?

8/19(月) 8:00配信

WWD JAPAN.com

8月1日に渋谷区神宮前のWeWork アイスバーグで開催された、廃棄在庫問題=衣服ロス問題について考え課題解決に取り組むプロジェクト「FOR FASHION FUTURE Project」の第1回イベントに参加してきました。アダストリアが音頭をとり、ファッション業界みんなで上記の課題に取り組むべきだということで集まった方たちが登壇し、この問題についてそれぞれのテーマで語り合っていました。

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第1部は「売るだけじゃない、エシカルなビジネスの可能性」、第2部は「利益追求型ビジネスの先へ。循環型ファッションの可能性」を巡るテーマで、今ファッション業界が考えなければならないトピックスです。スポーツメーカーやアパレル企業、メディアといったさまざまな分野の人たちが熱心に話を聞き、質問をしていました。アダストリアの高橋朗イノベーションラボ部長がイベントで話していたように1社ごとの取り組みだけではなく、横のつながりで皆が共に取り組み、業界全体で考えることが必要な時代に差し掛かっているのかもしれません。

今回のイベント中でもローランド・ベルガー パートナーの福田稔氏と松島倫明「WIRED」日本版(コンデナスト・ジャパン)編集長による第3部の対談「10年後のファッションの満足はこう変わる。テクノロジーがファッション業界にもたらすもの」を特に楽しみにしていました。というのも、ドイツを本拠とする経営戦略コンサルティングのローランド・ベルガー日本法人 パートナーの福田稔氏による今話題の著書「2030年アパレルの未来 日本企業が半分になる日」(東洋経済新報社)を読んでいる最中だったからです。同書にはアパレルの現状、課題、未来像が明快に整理されています。

福田氏は対談の中で、トレーサビリティー、いわゆる透明性においては、2009年にスタートしたロサンゼルス発「リフォーメーション(REFORMATION)」を一例に話をしていました。同書にも書かれていますが、同ブランドは“サステイナビリティー”をブランドコンセプトにし、商品にはデッドストックや環境に配慮した天然素材を使用し、ECサイトの各商品ページでは、水の使用量やCO2の排出量、原材料の破棄量など、商品ごとにどの程度環境に優しいのかを示した数字を見ることができるということです。商社やOEMメーカーなどの中間業者を介さず、企画、製造、販売、発送までを自社で行うSPA企業で、原材料調達から生産・販売まで一貫したトレーサビリティーを実現しているからこそ可能だとのこと。

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最終更新:8/26(月) 17:11
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