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ヴォーグの インスタ 戦略、「中央集権化」で力強い成果

8/20(火) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

ヴォーグ(Vogue)は、コンテンツのアウトプットの一部とインスタグラム(Instagram)における戦略を、彼らが所有する9つのタイトルすべてにおいて中央集権化した。そしてその成果が表れつつある。

2017年にコンデナスト・インターナショナル(Condé Nast International)がロンドンで中心的役割を担うハブを設置して以来、ヴォーグによる11のインスタグラムアカウントの「いいね!」とコメント数は62%上昇している。2018年のあいだは、平均して月間640万の「いいね!」とコメントを稼いだ。この傾向はヴォーグだけではない。6月にはコンデナスト・インターナショナルと米コンデナストのインスタグラムアカウントは合計で8700万のインスタグラムフォロワー数を突破した。

「ヴォーグのインスタグラムアカウントをお互いに競合させるのではなく、ひとつの家族として統合することがアイデアだ。これまでは競合が起きていた可能性がある。部門を統合するという、とても舞台裏な行いがこれほどの影響を持つことを確認して、非常に心強い」と、ヴォーグ・インターナショナル(Vogue International)のソーシャル戦略・ストーリーテリング部門責任者であるハナ・レイ氏は言う。

インスタストーリーから改善

レイ氏が率いるロンドンのチームは、中心的な戦略コンサルティング・ハブとして機能している。レポートの共有、トレーニング、そしてワン・トゥ・ワン・コールおよびより広範囲な地域固有のミーティングを通じて、ネットワーク全体でベストプラクティスと学習を共有している。彼らの社全体における、ロンドンの中央ハブを通じてリソースの運営を効率化するという取り組みの一環となっている。それがヴォーグの起点となっている。

まず、レイ氏がすぐに改善ができる余地があると見なしたのが、インスタグラムストーリー(Instagram Stories)のクオリティとアウトプットだ。これをより一貫性のある戦略を導入することで達成できると考えた。ストーリーにおける、作り上げられていない舞台裏の映像や画像というスタイルをデザイナーやイベント、撮影といったヴォーグが抱える貴重なアクセス能力と組み合わせることで成果を見せた。

ニューヨーク、ロンドン、ミラン、そしてパリのファッションウィークに代表されるように、ヴォーグが年間を通じたファッション行事で特に重要視する時期がいくつか存在する。これらの時期には、定期的にインスタグラムストーリー上のシリーズ企画を開催する。なかでも代表となる3つのシリーズ企画が「ヴォーグ・プラスワン(Vogue Plus One)」「ヴォーグ・ファーストルック(Vogue First Look)」「ヴォーグ・バックステージ(Vogue Backstage)」だ。最初のシリーズがファッション・イベントからのコンテンツを紹介し、2番目がデザイナー・コレクションに早くからのアクセスを提供するもの、そして最後がファッションショーにおける舞台裏を紹介するものになっている。このストーリーは他のヴォーグ・マーケットでも使えるようにパッケージ化される。米国以外の25のライセンス・ヴォーグ・マーケットが対象だ。ストーリーをローカルなコンテンツに混ぜて追加することができる。

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最終更新:8/20(火) 12:01
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