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DeNA・今永昇太、エースの自覚

8/20(火) 11:03配信

週刊ベースボールONLINE

 8月18日の広島戦(横浜)、9回140球を魂で投げ抜き、完封勝利。駒大の先輩でもある捕手の戸柱恭孝とハグ。チームメートとハイタッチをした後、投げ終えたマウンドを均(なら)してベンチに引き上げていったのが今永昇太らしかった。入団1年目から野球に取り組む真摯(しんし)な姿勢は、変わることはない。

 自分で考えて行動でき、それを言葉にして発信できる投手である。インタビューをしていても1つの質問に対して、記者の予想以上の答えを返してくれるし、自分から話題を広げることも多々ある。こちらが期待する答えを汲んで、‟見出し”を意識したフレーズも用意する。ルーキーイヤーのときは、‟イマナガ語録”として楽しませてくれた。

 去年の大スランプを経て、技術面では感覚を大切にしているように感じられる。「体の使い方を縦から横のイメージ」したことで生命線である直球がよみがえった。それでも、試行錯誤はシーズン中も続く。7月25日の阪神戦(甲子園)の前には、「上空から引っ張られるような感覚を意識付ける」ために両腕を高く掲げてセットに入っていたルーティンを自然な形へと修正した。理由は「感覚の変化」。以降、4試合で2完封と安定感が増している。

「自分が15勝、16勝を越えていかなければ、チームも浮上できない」。語る言葉はエースの自覚を十分に感じさせる。残り30試合、首位巨人とのゲーム差は5だ。左腕エースは固い決意で週末、巨人との直接対決に挑む。
文=滝川和臣 写真=神山陽平

週刊ベースボール

最終更新:8/20(火) 11:03
週刊ベースボールONLINE

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