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「踊り子」や上野動物園モノレール他 引退間近の観光車両5選

8/20(火) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 通勤で毎日揺られたあの電車、忘れられない旅の思い出を彩ったあの列車、人生の節々には鉄道の記憶が分かちがたく結びついているが、懐かしい車両にもまた引退の時は来る。まもなく“定年”の時を迎える全国の観光列車たちに会いに行きませんか?(データは1=鉄道会社 2=路線名 3=区間 4=登場年 5=引退予定日 6=特徴)

【写真】箱根登山鉄道のモハ1・2形

【485系「きらきらうえつ」編成】
(1)JR東日本
(2)羽越本線
(3)新潟⇔酒田
(4)1968年。「きらきらうえつ」としての運行開始は2001年
(5)2019年9月29日
(6)国鉄の顔として全国で広く使われた485系を2001年に改造した車両。観光列車の最初期から運用されてきた老舗の人気観光列車。引退後は同じ区間を後継の新型車両の「海里」が走ることになる。

【モハ1・2形】
(1)箱根登山鉄道
(2)鉄道線
(3)箱根湯本⇔強羅(回送は入生田まで)
(4)1919年
(5)順次引退予定
(6)開業時は木製だった車体は1950年代に半鋼製へと姿を変え、1世紀に及んで走り続けた車両。モーターから車輪に動力を伝える方式のひとつ「ツリカケ駆動方式」を採用し、独特の駆動音が特徴だった。103・107編成はひと足先に7月に引退。

【上野動物園モノレール40形】
(1)東京都交通局
(2)上野懸垂線
(3)東園⇔西園(上野動物園内)
(4)初代は1957年。現在の車両は2001年から運行する4代目
(5)2019年10月31日
(6)日本初の常設モノレール。当時、モノレールは世界的に見ても珍しく、近代的方式の成功例はドイツに見られるのみだった。レールから車両がぶら下がる形の「懸垂(けんすい)式」のモノレールを採用。現在よく見られる、車両がレールを跨ぐ形の「跨座(こざ)式」は、まだ開発途上だった。

 現在、他にも懸垂式のモノレールはあるが、車両が片側の腕だけで吊られている形は上野動物園モノレールのみ。単なる動物園の遊具ではなく、東京都交通局が運営する次世代の輸送機関の実験線として登場したが、モノレールが主流になることはなかった。東園と西園を1分半で結び、全長わずか0.3キロ。ジャイアントパンダ来園の翌年の1973年度には年間約150万人が乗車、過去最高の利用者数を記録した。

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最終更新:8/20(火) 16:00
NEWS ポストセブン

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