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【DUCATI】 モンスターの歴史/異端児からスタンダードへ!

8/20(火) 18:08配信

エイ出版社

異端児からスタンダードへ!

登場から25年以上も経過し、今なお大人気のモンスターシリーズの歴史を振り返る。ネイキッドバイクの枠におさまることがなく、異端児とよばれ続けるうちに、いつのまに「モンスター」というひとつのジャンルにまでなったのだ。今回はそんな歴代モンスターの主要モデルを紹介していく。

現代でも十分に通用する走りを追求した機能美 1993年 M900

スーパーバイク851/888用をベースとするトラスフレームに、スーパースポーツ譲りの904cc空冷2バルブLツインエンジンを搭載。当初はキャブレター燃料供給方式だったが、’00年型でインジェクション化。同時に、タコメーターの追加やエンジンの熟成なども施された。

本社併設ミュージアムにはタンクモチーフの展示エリアがある

初代モンスターがデビューした90年代前半、主要メーカーが手がけるネイキッドの多くは、普遍的あるいは懐古的なスタイルを貫いていた。一方で当時のドゥカティは、カウル付きのロードスポーツ系を中心とするメーカーだった。

だから、ネイキッドスタイルでありながら倒立フロントフォークやシングルシートカウルを備え、スーパーバイク851/888と同一のトレリスフレームにスーパースポーツ由来のエンジンを搭載してデビューしたM900は、ネイキッド市場とドゥカティラインナップ両方にとって、異端だった。

モンスターの個性を強調するアイテムといえば、大きくてグラマラスな燃料タンク。形状こそ変遷をたどり続けるが、存在感の大きさは不変だ。本社併設のミュージアムには、歴代モンスターの燃料タンクをモチーフとしたオブジェが壁に並べられ、説明がなくてもそれがモンスターのモノであると分かる。

しかし初代モンスターは、なにも異端児たることを狙ったモデルではない。一切の過剰を取り除いて、視覚的にもコンパクト化を追求しながらスポーツ性を追求した結果、このカタチになった。当時、デザインを担当したミゲール・A・ガルーツィはこう語っている。
「必要なのはシート、燃料タンク、エンジン、タイヤ、そしてハンドル。それだけだ」

そしてモンスターは、市場ではスポーティなネイキッドとして位置づけられた。その後、多くのブランドが模倣。近年はストリートファイターというカテゴリーにも派生したが、先駆者であるモンスターは、安易な迎合などしない。

なぜなら、モンスターそのものが、ひとつのカテゴリーとして確立されているからである。

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最終更新:8/20(火) 18:08
エイ出版社

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