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懐かしの「ケータイ」が、最新のファッションアクセサリーとして復活!

8/20(火) 23:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

初めて携帯電話が登場したとき、その高価さと製品数の少なさのため、手の届かない存在であった。やがてそれはステータスシンボルとなり、誰かが携帯電話を持っていたとしたら、それはとても“クール“なものだった。これをまずポップカルチャーが利用し、主役たちに携帯電話を持たせた。『セイヴド・バイ・ザ・ベル』のなかで、アイドルのザック・モリスが持つレンガのような携帯電話は有名になり、このドラマが放送されていた期間(1989-1993)で、その機能は格段に進化していった。

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時間とともに電話自体が小さくなり、使いやすさは増していった。1990年後半から2000年の始めのあたりから、一般市民も携帯電話を持ち始め、映画、テレビ、そしてセレブの間でも頻繁に見かけるようになる。ポップカルチャーとして浸透し始めたのだ。なかでも、もっとも携帯電話が洗練されて登場したのは、1998年の『セックス・アンド・ザ・シティ』。イットガールでファッションレジェンドとして知られるキャリー・ブラッドショーが、ショッピングバッグを持ってマンハッタンの街を歩きながら、折りたたみ式の携帯電話を片手に話しているシーンが登場する。

その10年後の2006年、主人公が悪魔のようなファッション誌の編集長、ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープが演じた)のアシスタントとして働く『プラダを着た悪魔』に、アンディ役でアン・ハサウェイが登場した。このなかで、常に上司に電話をしながらこき使われるアンディがいつも手に持つ「Tモバイル・サイドキック」は、110分間の映画のなかでもっとも重要な役を演じた。世界的にどうかはさておき、『プラダを着た悪魔』は、携帯電話が働く女性のシンボルとなるうえで大きな影響を与える事になる。それは個人の野心、生産性、そしてもっとも重要なのは、きらびやかなニューヨークシティの象徴でもあったことだ。

アイコニックなピンク色の、ロックでスリークな「モトローラ・レーザー」(2004年に初めて発表された携帯電話)を手に持つパリス・ヒルトンの姿はあちこちで写真に撮られたが、その後すぐに、ヒルトンとその友人たちのグループ(ニコール・リッチーやリンジー・ローハン)は、一世を風靡したSNSの「マイスペース」にさっさと別れを告げ、当時彼らの最愛機種であった「Tモバイル・サイドキック」へと移行した。

人気だった前任者のキラキラな「レーザー」、そして多くの人に愛された「サイドキック」のすぐ後に、カラフルな「blackberry(ブラックベリー)」が登場した。それは、行く先々でメールができる唯一の携帯電話で、まさにリアルな初スマートフォンのようなものであった。便利にメッセージを打てるQWERTY配列のキーボード機能をつけたこの発明は、基本的に「blackberry」のメッセージサービス「BBM」のために作られた。まだ「iMessage」が登場するかなり前に登場し、独自のメッセージサービスで秘密の世界を独占できる「blackberry」は、一般の人々やセレブを虜にした。2008年には、キム・カーダシアンでさえ、「blackberry・8330・ピンクカーブ」の特別ローンチパーティのホストとなり、この最新機種をレッドカーペットで世界中の人々に見せつけている。

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最終更新:8/20(火) 23:20
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