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【さくらももこさん一周忌】「はまじ」が語る、まるちゃんとの思い出

8/20(火) 11:00配信

週刊女性PRIME

「この1年で入場者数が倍増し、勢いはいまだに衰えていませんね」

 そう話すのは、漫画『ちびまる子ちゃん』の記念館である『ちびまる子ちゃんランド』の広報担当者。8月15日、53歳という若さでこの世を去った漫画家・さくらももこさんの一周忌を迎えた。

【写真】まるちゃんに出てくる『はまじ』と本物の『浜崎さん』

故郷で愛され続けるさくらさん

「さくらさんが亡くなった直後には施設内に献花台を設置し、そこでお客様に記帳をしていただいたのですが、その数は2か月で1万5000人となりました」(『ちびまる子ちゃんランド』広報担当者)

 彼女が生まれ育った静岡市清水区に設立された同施設では、9月14日より『さくらももこ神社』というイベントが開催されるという。また、静岡市役所清水庁舎内では8月30日まで『静岡市はいいねぇ。~さくらももこさんが愛したまち~』という特別展示が行われている。

「さくらさんが亡くなった今も市役所の職員は変わらず『まるちゃん』のイラストが入った名刺を使用しています」(静岡市役所の広報課)

 郷里・静岡とともに、彼女に深い愛を注いでいる“ある同級生”がいた。

「さくらとは小学3年生から卒業までの3年間と、中学2、3年生が同じクラスでした。さくらが亡くなったときは声が出なかったです」

 そう話すのは、フリーライターの浜崎憲孝さん。『ちびまる子ちゃん』に登場するキャラクター『はまじ』のモデルとなった人物だ。

「『ちびまる子ちゃん』は、さくらさん自身の少女時代を漫画にしたもの。主人公の『まる子』はさくらさんで、作中に登場する3年4組のキャラクターもさくらさんの実際の同級生がモデルになっています」(漫画誌編集者)

同級生を訪ねて作った“贈り物”

 さくらさんの死を知ったとき、浜崎さんは真っ先にこんなことを思い出したという。

「小学生のとき、バトン部で一生懸命踊っているさくらの姿ですね。バトン部って可愛い女の子がやるものだと思っていたんだけど、あんな梅干しみたいな顔をして頑張ってるなーって(笑)。その姿がすごく印象的でした」

 終始、楽しそうに話す浜崎さん。さくらさんの実家近くの住民も同様に笑みをこぼす。

「私は2人姉妹で、年が近かったから、さくらさんの姉妹とよく遊びました。 彼女の家に泊まったときは、ドラえもんみたいに押し入れをベッドにして寝ていました(笑)」

 別の住民は、こう話す。

「漫画で『まる子』が野良犬に追いかけられて、お姉ちゃんに助けられるシーンがあるんですが、小学生のさくらさんが同じ目にあっている現場を目撃したことがあります(笑)。あのころは空き地も多かったし野良犬もそこらじゅうにいましたもんね」

 さくらさんと浜崎さんは中学卒業後、17歳のときの同窓会で会ったきりだったが、

「俺が35歳のときに自費出版で『僕、はまじ』という本を作って電話でさくらに表紙のイラストを頼んだんです。そうしたら“すごいねー。はまじが本を出すなんて誰も思わなかったよ”って。だから“あんたのほうがすごいって。誰も億万長者になるなんて思わなかったよ”と言ってやりました(笑)。あと“みんなと会ってる? 元気?”と同級生を気にしていましたね」

 そんな浜崎さんは、亡くなったさくらさんのために2枚の寄せ書きを作っていた。

「1枚は、元3年4組みんなの寄せ書きです。色紙の真ん中にさくらの本名を書いて、昨年10月に自転車で同級生らの自宅を1軒1軒回った。これは、さくらが有名だからやったわけではなく、同級生として当然だし、誰もやらないなら自分がやるしかないなと」

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最終更新:8/20(火) 11:00
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