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アメリカの子どもの読書量は「日本人よりはるかに多い」!?

8/20(火) 10:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

国際社会で生き抜くのはもちろんのこと、「格差社会」の日本で豊かに暮らすためにも、英語力は必須のスキルといえます。そこで本記事では、幼児英語教育研究家の三幣真理氏が、アメリカの教育と日本の教育を比較して解説します。

アメリカの学校は「リーディング教育」を重視している

日本では小学校から「お受験」が存在し、学校が終わると塾に通い、子どものころから日々熱心に勉強することが求められます。その点、海外の学校のほうが日本よりも自由に映り、「アメリカの子どもはさぞかし伸び伸びとした学校生活を送っているのでは」と思われるかもしれませんが、実は、アメリカの幼稚園や学校では読書が非常に重視され、例外なくよく本を読んでいます。

まず幼稚園で字の読み方を習い、小学校では読書の時間を設けるほか、「明日までに本を50ページ読んでくること」という宿題を出されたりします。アメリカの一人ひとりの子どもの読書量は、日本の子どもよりはるかに多いといっても過言ではないでしょう。

学校では皆が同時に同じ本を読むというわけではなく、レベルや興味に応じて各自本を選ぶことができます。教師は教室に本棚を置いたり、そのときどきで話題になっている本を紹介するなどして、生徒が好きな本を見つけることができるよう工夫しています。そして、ただ本を読むだけでなく、内容を短い文で要約したり、感想をまとめたりする力も求められます。

高学年になると、本を読んで調べものをし、教室で発表するという機会もあります。テーマとしては、低学年の小さい子どもでも、空想の世界や身近な出来事にまつわる物語ばかりを読んでいるわけではありません。

宇宙の成り立ち、環境を守る、先住民の暮らしといった内容を子ども向けにわかりやすくイラスト付きでまとめた本があり、子どもは本を通じて社会の出来事について学びます。アメリカの読書教育には、子どもに「クリティカル・シンキング」を身につけさせたいという目的があるようです。

クリティカル・シンキングとは、読んだことや聞いたことを文字どおりに受け止めるのではなく、「ほかの考え方もあるのではないか」「もっとよい方法があるのではないか」と、批判的な考え、つまり自分なりの意見を持つことを鍛えていくものです。

このクリティカル・シンキングを習得するには、世の中で何が起こっているのか、誰がどういう根拠でどのようなことを言っているのかをしっかりと理解し、頭の中で整理する必要があります。その力を育てるのに、大量の読書が役に立つと考えられているのです。

アメリカと同じ教育をすればいいというわけではありませんが、本を読む習慣を大切にすること、自分なりの考えを持つ姿勢を身につけることは、日本でバイリンガル教育をする際にも参考にしていいのではないかと思います。

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最終更新:8/20(火) 10:00
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