ここから本文です

引退覚悟の野口啓代は涙「夢みたい」 東京五輪へ「金メダル目指せるように」

8/20(火) 21:02配信

THE ANSWER

30歳の第一人者、出遅れから巻き返し五輪内定「まだ信じられない」

 東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は20日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の女子決勝が行われ、野口啓代(あきよ・TEAM au)が日本人最上位の2位に入り、東京五輪代表に内定した。競技後には涙も浮かべた第一人者。東京五輪では金メダル獲得を誓った。優勝はヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)、3位にはショウナ・コクシー(英国)が入った。

【画像】八王子の男性ファンを虜!? 編集部が選んだ今大会No.1美人選手を公開

 思わず感極まった。五輪に内定し、野口が目を赤くした。「夢みたいで、まだ信じられないです。まさか自分が(代表に)なると思ってなかったので、びっくりしてます。今日はボルダリングでも、リードでもいい登りができたので、うれしいです」と声を上ずらせた。

 五輪種目採用前から国内外で結果を残してきた女子の第一人者・野口は、まさかの出遅れから意地の逆転劇で五輪切符をつかみ取った。ノックアウト方式のスピードでは、1本目に実力者・野中生萌(みほう・XFLAG)と対戦。終盤で足を踏み外し、10秒696で敗れて頭を抱えた。スピードは7位と出遅れ。だが、気持ちを切り替えた。

 2種目めのボルダリングでは、1トライ目で完登する「一撃」を第1課題で決めて余裕のクリア。第2課題は1トライ目で落下したものの、2トライ目に完登して場内を沸かせた。最後のホールド(突起物)をバンバンと叩いて喜びを表現。3課題中2つを完登し、堂々の1位で終えた。

「スピードは気にしてなくてボルダリングで1回も1位をとれてなかったので、その気持ちだけでした。今日は結構来てるな、と思いました」

 この時点で日本人トップの総合2位。そして運命のリードでも死力を出し切り、栄冠を掴み取った。

「最後は登るほどの余力は残っていなくて、あそこまでいけたのが奇跡。銀メダル? びっくりです。オリンピックが決まらなかったら、引退しようと思っていた。後1年できるのは、嬉しいです」

 16歳で初めて出場した世界の舞台。30歳で東京五輪の切符を掴み取った。クライミングの第一人者は、嬉しそうに来年を見据えた。「ボルダリングも2位で年間ランキングも2位で今日も2位。あと1年かけて金メダル目指せるようにトレーニング励みたい」と誓った。

THE ANSWER編集部

最終更新:8/20(火) 22:24
THE ANSWER

記事提供社からのご案内(外部サイト)

THE ANSWER

株式会社Creative2

アスリートを目指す子供たちや競技者の育成とスポーツの普及をテーマとした総合スポーツニュースサイトです。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事