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野口啓代の五輪内定に「熱い戦い」 ライバル・野中生萌は痛み止め服用「治らない」

8/20(火) 22:01配信

THE ANSWER

若きエース・野中は総合5位、五輪内定の野口を称賛「本当に心から嬉しい」

 東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は20日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の女子決勝が行われ、野口啓代(あきよ・TEAM au)が日本人最上位の2位に入り、東京五輪代表に内定した。開催国枠のある競技を除き、新種目では五輪内定第1号。五輪代表は男女各2枠ずつあり、今大会7位以内の日本人最上位者が内定し、8選手で争われる決勝には日本勢4人が名を連ねていた。優勝はヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)、3位にはショウナ・コクシー(英国)が入った。

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 女子の若きエース・野中生萌(みほう・XFLAG)は、総合5位だった。ノックアウト方式のスピードでは、女子の第一人者・野口と対戦。五輪最有力候補の先輩に対し、8秒432の日本記録保持者が果敢に挑んで9秒760で勝利した。しかし、その後の2本は海外選手に連敗。4位でスピードを終えた。

「まだチャンスはある、まだチャンスはあると思いながら次に臨んでいた」

 2種目めのボルダリングは、第1課題を登り切れず。第2課題は3トライ目で最終ホールド(突起物)に手をかけ、息を切らしながら安堵の笑みを浮かべた。3課題中1つを完登し、4位で終えた。

 この時点で日本人2番手の総合5位。同2位の野口を追う展開で運命の最終種目・リードを迎えたが、中盤で落下して5位となった。総合5位で今大会での五輪内定はならなかったが、やり切ったような表情で観衆に手を振り「ミスが多くて、もちろん出し切ってはいるけど、もっといい形があったと思う。それが大会の難しさだと思う。スピードから始まる緊張感には慣れていないし、不安がある。半端じゃない。凄く緊張していました」と振り返った。

五輪まで手術の時間なし「痛みと付き合っていく」

 両肩痛を抱えたまま今大会に臨み、13日のボルダリング決勝で左肩痛が悪化した影響で15日のリード準決勝を棄権。18日の複合予選に続き、この日も左肩をテーピングで固めて戦った。

「痛み止めを飲んでいた。正直、登っている間に『あっ、やばいかも』という違和感があった。痛みをめちゃくちゃ感じるとかはなかったですけど。手術しないと治らないと言われているけど、手術する時間もない。痛みと付き合っていくしかないので、前向きにいきたい」

 スピードはホールドの位置が統一され、高さ15メートルの壁を登ってタイムの速さを競う。ボルダリングは複数のコースを完登できた数で争う。リードはロープを使用し、12メートル以上の壁を競技時間内により高く登った選手の勝利となる。各種目の順位を掛け算し、値の小さい選手が上位となる。

「日本人4人が残って、凄く熱い戦いだった。一人ひとりいろんな感情とか流れがあった。啓代ちゃんの粘り強さが凄いし、強さをもらった。間近で見て本当に心から嬉しいと思ったし、よかったですね」

 ライバルを称えた22歳。今後、世界選手権で代表内定しなかった選手は、11月の五輪予選(フランス)、来年4月のアジア選手権で選考。有資格者が2人未満、または3人以上の場合は同5月の複合ジャパンカップで決まる。残り1枠を目指して戦っていく。

THE ANSWER編集部

最終更新:8/20(火) 22:08
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