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大迫勇也は「新しいクリエイティブな選手」 ブレーメン監督&独誌が“重要性”を強調

8/20(火) 6:45配信

Football ZONE web

独誌は組織的な攻撃が機能していた点を評価 「コンビネーションの起点は大迫」

 だがコーフェルトは首を横に振りながら、「それは違う。マックスがどうという話ではない」と即座に否定する。

「マックスは確かにゲームを作り出す能力に長けた素晴らしい選手だった。だが何から何まで、これまでウチにいた選手に要因を求めるのは間違っている。マックスはゴール前で特別に冷静で狡猾だった選手ではないはずだ。我々チームが抱えている問題はそこではない」

 自分たちにまだ問題があることは認めるが、それを別のテーマとすり替えられて語られるのはよいことではない。落ち着いた口調で丁寧に話すコーフェルトはそう伝え、「ヨナサン(エッゲシュタイン)、ミロ(ラシツァ)、ユウヤの3人は相互に補完し合いながらチャンスを作れていた」と、この日スタメン出場した3人を評価していた。

 ドイツのサッカー専門誌「キッカー」は、「ポジティブに捉えられるのは、志向するプレースタイルが機能していた点だ。相手を押し込み、そのなかで偶然ではなく、自分たちのコンビネーションからチャンスを作り出す。そのなかで起点となるのがユウヤ・オオサコだ。ブレーメンの攻撃にスイッチを入れることができる選手で、ピッチ上のあらゆるところに顔を出した。前任のマックス・クルーゼとはまた違ったプレースタイルを持つ、大迫という新しいクリエイティブな選手をブレーメンは見つけ出した」と論じていた。

 大迫は確かにゴール、アシストを決めることができなかった。だが動きの質自体はとてもいい。ボールを持って相手をいなすだけではなく、相手DFを外してボールを受けるための動き出しが秀逸だ。

コーフェルト監督も大迫の働きに賛辞 「間違いなくレギュラー」

 この試合でも一瞬の駆け引きで相手マークを外して、味方がパスを出せる瞬間にゴール前のスペースに走り込むシーンが何度もあった。クロスが相手のブロックに合わなければ、間違いなくビックチャンスという動き出しができていたことが重要だ。コーフェルトもそうしたオフ・ザ・ボールの動きをしっかりと見ている。「ユウヤのプレーは及第点だったと思う。ボールを引き出して攻撃をつないでくれた。重要な選手だ。私にとって間違いなくレギュラーとして見ている」と、改めて深い信頼感を口にしていた。

 自分たちのサッカーを疑う必要はない。ミスはミスとして受け止め、次に向けて改善していく。次節ホッフェンハイム戦で今季初白星を手にするために、そして自分たちのサッカーを熟成させて、来季念願のヨーロッパカップ戦への出場を果たすために。

中野吉之伴 / Kichinosuke Nakano

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最終更新:8/20(火) 6:45
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