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寺島しのぶの息子が歌舞伎界、令和の主役に? 「資質は母親以上」の声〈週刊朝日〉

8/22(木) 11:30配信

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 とりわけ歌舞伎界で令和の主役に躍り出そうなのが、女優の寺島しのぶとフランス人アートディレクターのローラン・グナシアさんの長男の寺嶋眞秀(まほろ・6)だ。

 眞秀は、2017年5月の歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」で初お目見えした。

「ごめんくださいまし~。お客様からのお使い物でございます~」

「魚屋宗五郎」で丁稚を見事に演じた眞秀。会場からは「かわいい!」など黄色い声が上がっていた。

 歌舞伎研究家の喜熨斗勝(きのしまさる)さんも眞秀の芝居には将来性を感じたという。

「『魚屋~』の丁稚の演技も非常に板についていた。センスは十分に備えている。父親がフランス出身だけに日本の歴史とは違う血脈を受け継いでいるから、歌舞伎の世界でどう花が咲くか、とても楽しみ。いずれにせよ、歌舞伎界に新風を吹き込むことができる子供世代の一人だと思う。眞秀君の歌舞伎役者としての素質は、母親のしのぶさんの想像以上のようです」

 そのしのぶの父親は七代目尾上菊五郎、母親は大女優の富司純子、そして弟は五代目尾上菊之助と、歌舞伎界のサラブレッドだ。

 しのぶの眞秀に対する思いには特別なものがあると、しのぶとも親交がある喜熨斗さんは言う。

「しのぶさんは自らが歌舞伎俳優になることができなかった忸怩(じくじ)たる思いを持っていました。だからこそ、未来の歌舞伎界を担っていくであろう眞秀君には期待をかけている」

 眞秀と並び、子供世代のもう一人の主役として注目されているのは、十一代目市川海老蔵と小林麻央(17年没)の長男の堀越勸玄(6)だ。

「勸玄君も子供世代で存在感を放っている逸材。姉の麗禾さんも四代目市川ぼたんを襲名し、姉として、師匠としてしっかりと支えていくはず」(喜熨斗さん)

 親世代である、海老蔵としのぶも「六本木歌舞伎」で共演するなど、歌舞伎界のために切磋琢磨してきた。

「だからこそ、しのぶさんも海老蔵さんも子供たちに自らの思いを投影し、静かなバトルを繰り広げているはずです」(同)

 歌舞伎の子供世代からますます目が離せない。(本誌・羽富宏文)

※週刊朝日  2019年8月30日号

最終更新:8/22(木) 16:07
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