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【’80sバイク熱狂時代】スーパーカブとライバルたちが繰り広げた伝説の燃費No.1争奪戦

8/21(水) 12:50配信

モーサイ

長い歴史を持つ国産車ブランドと言えば、何と言ってもホンダ・スーパーカブ。
1958年8月に登場した「スーパーカブC100」。4ストOHVエンジンは4.5馬力。燃費は90km/Lだ。もちろん1969年に発売されたCB750Fourより年上だ。

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そんなスーパーカブも1980年代前半は闘争心を全開にして、ライバル車と燃費大戦争を繰り広げた経歴を持っているのである。

report●小川恭範

※この記事で紹介している燃費はすべて30km/h定地走行テスト値。シリーズ中で最も燃費が優れているモデルの数値を掲載している。

伝説の燃費No.1争奪戦

それはまさにビジネスモデルジャンルでのHY(+S)戦争だった。

80年代に入り、2ストのヤマハ メイトとスズキ バーディーにエンジンパフォーマンスだけではなく、燃費でも劣勢に立たされていた(2スト2車はともに90km/L。カブは85km/L)。

しかし、それで黙るようなホンダではない。81年2月登場のモデルから「エコノパワーエンジン」を搭載したスーパーカブ50を投入。4.5馬力で105km/Lという燃料消費率を叩き出し、ライバルをあっと驚かせたのである。

さらにホンダは、82年4月には角目ヘッドライトとなった「スーパーカブ50 SDX」を世に送り出す。
ミッションを4速化するなどモディファイを加えて5.5馬力と150km/Lを実現した、カブ史上最強馬力の新「4サイクル・エコノパワーエンジン」を搭載したバイクだった。

ほかにも全身をモンツァレッドに塗った「赤カブ」も登場して一般ユーザーからも注目を集めた。

ヤマハも黙ってはいない!

ところがヤマハが同年11月に4ストのタウンメイトで燃費No.1の座を奪取。シャフトドライブ+160km/Lで“カブ超え”を達成。
春風亭小朝さんをイメージキャラクターに据えるなど広告戦略にも気合いが入っていた。またY.I.C.S.や加速ポンプ付きキャブなどを採用した4スト単気筒は5馬力を発揮するなど、出力面でもカブに肉薄していた。

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最終更新:8/21(水) 14:14
モーサイ

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