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元阪神「西岡剛」は未だNPB復帰を希望… 獲得に名乗りを上げる球団は?

8/21(水) 11:00配信

デイリー新潮

 昨年、阪神を自由契約となった西岡剛。今季は独立リーグのBCリーグ栃木でプレーしている。NPB よりはるかにレベルが低いとはいえ、打率3割5分以上(8月16日現在)という好調な成績を残している。目指していたNPBの復帰は、移籍期限である7月末時点で実現しなかったが、西岡は現時点で現役引退を表明しておらず、復帰への闘志が衰えていないようだ。

 ベースボール専門メディア「Full-Count」(8月10日配信)によると、栃木・小山市内で開かれたトークイベントに参加した西岡は、今後の去就について「将来の目標を高い所に置いている。NPBに戻れるか、戻れないか分からないが、戻れたら、戻れたでいいスタートが切れるだけ。戻れなくても、僕はその(高い)目標に向かって歩んでいくだけ。しんどいことは何もない」と語った。さらに、イベント参加者に「NPBとの間で、ここだけで話せる話は」と問われると、「7月31日までは(NPBに)戻れる規定があるが、戻れなかったのは、オファーがないということ。それまでの期間、NPBとの接触は勿論あったが、そこで話しはまとまらなかった」と明かしている。

 あくまでNPB復帰を諦めない西岡だが、今季中にNPBへ復帰する道はまだ残されている。野球協約の第13章第108条 (譲渡可能期間)には、こんな記述がある。

<選手契約の譲渡が許される期間は、年度連盟選手権試合シーズン終了の翌日から翌年7月31日までとする。ただし、この協約に基づくウエイバーの請求による選手契約の譲渡に関してはこの限りでない>

 つまり、野球協約ではNPB 所属選手の移籍期間は7月末で終了したが、自由契約のウエイバー選手に関して、それは当てはまらない。過去には、この条項を適用した例はある。17年8月31日、当時日本ハムに所属していたメンドーサが自由契約となり、阪神に移籍している。

 ただ、シーズンも後半戦に入った状況で、いまさら西岡を獲得する球団があるだろうか。ある巨人担当記者は「巨人が獲得に動くのではないかという話が一部で出ています」と明かす。

「巨人は二塁手の穴をどう埋めるのか、大きな課題になっている。開幕時、二塁を任されたのは3年目の吉川尚輝だった。 走攻守、三拍子揃った逸材の活躍に引っ張られるように、チームも首位争いを繰り広げたが、4月にはその吉川が腰の故障で登録抹消されてしまった。腰の状態も想像以上に悪かったようで、かなり重症のようだ。その代役として、2年目の若林晃弘が結果を残し、現在は落ち着いているとはいえ、先行き不透明な状況。そこで、経験豊富な二塁手である西岡を獲得するのではないかという話が出てきています」

 ポストシーズンを見据えた“緊急補強”というべきなのか。確かに、西岡はポストシーズンで抜群の“勝負強さ”を持っている。ロッテ時代の10年は、シーズン3位から下剋上日本一への原動力となった。さらに、阪神時代の14年には、春先の故障でシーズン中は試合出場も少なかったが、クライマックスシリーズ(CS)直前に復帰。巨人とのCSファイナルでは、4戦で19打数7安打、打率.368と驚異的な働きで、阪神を日本シリーズ進出に導いている。西岡のポストシーズンでの勝負強さをみると、巨人が日本一奪還に向けて、なりふり構わずに獲得する可能性はまったくゼロとはいえない。

 巨人の支配下選手は68人、まだ2つの枠が残っているのも事実。ここに“最終兵器”として、西岡の名前が入ることは本当にあるのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2019年8月21日 掲載

新潮社

最終更新:8/21(水) 11:00
デイリー新潮

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