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世界3位でもピンチ。バドミントン女子ダブルスの東京五輪争いが熾烈すぎる

8/21(水) 6:40配信

週プレNEWS

バドミントン女子ダブルスで、日本勢が激しい東京五輪出場権争いを展開している。出場権は、1年間の上位成績10大会分の獲得ポイントが反映される、2020年4月末の世界ランキングによって決まる。

同じ種目に同じ国からは最大2組しか出場できないが、8月6日に更新されたランキングでは1位から3位までが日本勢。現状では世界で3位になっても出場できないというハイレベルな争いだ。

その3組は、それぞれ異なる特徴を持っている。16年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した髙橋礼華(29歳)・松友美佐紀(27歳)は、経験値が豊富で連係も抜群。試合中の対応力は他の追随を許さず、序盤で劣勢でも立て直して勝つことが多い。

クレバーな松友が前衛、強弱の球を巧みに使い分ける髙橋が後衛の縦関係になると、相手の連係を崩し続ける攻撃的なラリーで主導権を握り、反撃の機会を与えない。

五輪出場レースに関しても、松友は「最後に、どんなペアにも負けない一番強いペアになっていることが目標」と頂点だけを見据えており、格の違いを漂わせている。ベテランの域に入っているため、タフなレースを戦い続けることが課題になるが、1年間の戦い方は心得ている。

一方、昨年から猛追を見せて世界のトップ戦線まで駆け上がったのが、松本麻佑(24歳)・永原和可那(23歳)の"道産子ペア"。同学年で共に170cmを超える長身を誇り、高い打点から強打を打ちまくる。日本の4番手として繰り上げ出場した昨年の世界選手権で初優勝。一気に五輪のメダル候補に浮上した。

身長177cmの松本は後衛だが、前衛でネット前に立ちはだかり、甘い球をたたき落とす形も有効だ。永原はスタミナがあり、後衛から強打を打ち続けることもできる。

ただ、まだ若く、永原が「自分たちと似たスタイルでパワーのある選手に負けている」と話すとおり、相手のペースに引き込まれて守勢に回ると、試合展開を変えられずに押し切られる弱さもある。

もうひと組、世界選手権で2年連続準優勝の福島由紀(26歳)・廣田彩花(25歳)の特徴は、レシーブ力だ。相手に攻められても、横並びになる守備隊形で粘り強く球を打ち返す。相手ペースになっても簡単には崩れないしぶとさが持ち味だ。スピードやスタミナなどフィジカルに長(た)けており、長期戦に耐えうるタフネスも持ち合わせている。

横並びの守備から、廣田が積極的に前衛に入り、相手に時間を与えない返球で主導権を奪いにいく。3組の中では中堅にあたり、最も安定感のあるペアといえる。ただし、世界大会のタイトルがなく、今後は頂上決戦での勝負強さが問われる。

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最終更新:8/21(水) 6:40
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