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“金農旋風”寄せ付けず大阪桐蔭が史上初2度目の春夏連覇!/夏の甲子園名勝負

8/22(木) 10:48配信

週刊ベースボールONLINE

いよいよ第101回大会を迎える夏の高校野球。1915年、つまり大正4年に始まり、昭和、平成という時代を経て、この夏が令和最初の大会でもある。昨夏、平成最後の大会となった100回までの長い歴史の中で繰り広げられた名勝負の数々を、あらためて振り返ってみる。

【画像】昨年の夏の甲子園をにぎわせた注目選手たちの今

ニュースにならない大阪桐蔭?

 昨夏、2018年の第100回大会における目玉はエースの吉田輝星(現・日本ハム)を擁する金足農だった。決勝で対決した大阪桐蔭の西谷浩一監督も「冗談ですけど(笑)、ニュースを見ても大阪桐蔭は、あまり出てこない。よし、やってやろう! という気持ちになりました」と語っている。

 この春の覇者でもある大阪桐蔭も、史上初となる2度目の春夏連覇をうかがう存在であり、目玉であるべきなのだが、少なくとも話題性で“2度目の春夏連覇”を圧倒するほど、“金農旋風”はすさまじかった。金足農は夏6回目の出場。初出場は春夏連続となった1984年で、PL学園との準決勝までコマを進めたものの、2年生エースの桑田真澄(のち巨人)による投打にわたる活躍の前に惜敗した。

 21世紀に入って3度目の出場となった18年の夏はエースの吉田が平成最後の夏によみがえった“昭和のエース”とばかりに奮投。誰にもマウンドを譲らず、1人で投げ抜いてきた。近江と激突した準々決勝では2点ビハインドの9回裏に2ランスクイズでサヨナラ勝ち。このとき“金農旋風”は最高潮に達したと言っていいだろう。

 そして迎えた決勝。対するは平成の絶対王者ともいうべき大阪桐蔭だ。全国から前途有望な選手を集め、大阪という大都会に君臨する絶対的な“最強王者”に立ち向かい、東北勢の初優勝という悲願も懸かった地元出身者ばかりの“雑草軍団”金足農。決勝は、いかにも日本人が好きそうな構図となっていった。

 大阪桐蔭は前年の夏も春夏連覇を目指しながらも、3回戦で悪夢のサヨナラ負けを喫したことは紹介した。そこから「100パーセントの確認」を徹底した大阪桐蔭の主将は、その3回戦でベースを踏み外してサヨナラ負けを呼んだ中川卓也であり、エースはサヨナラ二塁打を浴びた柿木蓮だ。悔しさを忘れていない絶対王者は、“金農旋風”を粉砕する。

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最終更新:8/22(木) 11:20
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