ここから本文です

プライベート・ジェット時代の終焉? セレブに大人気のラグジュアリーな空港ターミナルに潜入!

8/22(木) 20:22配信

ハーパーズ バザー・オンライン

プライベート・ジェットを所有することは、昔から富とステイタスのシンボルだ。長い行列やセキュリティ・チェックなどを無視して自分専用のラグジュアリーな飛行機に飛び乗れるというのは、トム・クルーズやオプラ・ウィンフリー、あるいはサセックス公爵夫妻など、とにかく本当に恵まれた人のためだけのもの。プライバシー保護が容易にできる方法でもある。価格は300万ドル(約3億2000万円)から9000万ドル(約95億8000万円)までと言われるから、プライベート・ジェットは真のお金持ちだけが手にできるラグジュアリーなのだ。

【画像】セレブたちの自由すぎるエアポートスタイル集

しかし、環境問題により敏感な時代になり、地球に与える影響に対する消費者の意識が高まってきた今、突如としてプライベート・ジェットを使用することが不快感を与えている。飛行による炭素排出量が急速に増えているのに、私たちの多くはリサイクルを考えたり、ファスト・ファッションを避けたりしている一方で、飛行機での旅に関しては逆の方向を向いている。プライベート・ジェットの排出量はさらに多い。『New York Times』紙もリポートしているが、「シートが大きいので、同じ量の燃料を使って少ない人数しか運べない」からだ。

理想的には、飛行機で移動する回数を少なくすべきなのだろう。そうすれば、航空会社が燃料を使う量は減る。けれど、セレブリティや高い地位にあるエグゼクティブたちにとって、ある一定量の旅をすることは仕事の一部として必要だ。では、解決法はあるのだろうか?

空港で必要なプロセスをもっとラグジュアリーにすることで、お金持ちや有名人がまた一般の旅客機に乗るように誘惑すればいい。そこで、LAX(ロサンゼルス国際空港)が2018年に導入したのが、The Private Suite(ザ・プライベート・スイート)。世界中で展開されることが期待されるモデルで、すでに非常に高い人気を得ている。

ゲストは、混雑したコンコースを避けてラグジュアリーなスイートに案内されてフライトを待ち、プライベートなセキュリティ・チェックを受け、運転手付きの車に乗って滑走路を移動し、一般の旅客機に乗り込む。スイートは12室あり、各室には中身が詰まった冷蔵庫とキッチン、バスルーム、2人用のベッドルーム、リビングルーム、屋外のスペースを完備。旅の前にゆったりした気分になりたい人にはマニキュアやマッサージ、その他のスパ・トリートメントも用意されている。グウィネス・パルトロウやベン・アフレックもファンだそう。

「現実的に考えてみましょう。プライベート・ジェットでの旅の主なメリットのひとつは、地上での体験なのです」と、同社のCOO、アミーナ・ベロイズダッドは言う。

「The Private Suiteでは、スムーズで平和でラグジュアリーなエアポート体験を提供することで、プライベート・ジェットと一般の旅客機のギャップを縮めているのです。それが、2つを比較して、お客様に一般の旅客機で飛ぶ理由をもっと与え、お客様の二酸化炭素排出量を減らすことに繋がるわけです」

1/2ページ

最終更新:8/22(木) 20:22
ハーパーズ バザー・オンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ハーパーズ バザー

ハースト婦人画報社

2019年10月号
2019年8月20日発売

特別定価:700円(税込)

1867年にNYで誕生した世界初の女性
ファッション誌『ハーパーズ バザー』。
厳選された情報を美しいビジュアルと
ともに発信しています。

ハーパーズ バザー・オンラインの前後の記事

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事