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悲願の世界一を狙うヤンキース田中将大を奮い立たせた意外な試合とは?【インタビュー】

8/22(木) 11:31配信

GOETHE

メジャーリーグ6年目を迎えたヤンキースの田中将大。日本人初の6年連続2桁勝利を目指す今季は防御率4点台と苦しみながらも、オールスターで勝利投手となるなど随所に存在感を見せている。後半戦を迎え、チームは東地区トップを走り、悲願の世界一へここからが山場。GOETHEでは、シーズン前に田中への独占インタビューを実現。「2桁勝利への価値観」「昨季のベストゲーム」「世界一に対する思い」などを語ってくれた。

2桁勝利への価値観

2014年にヤンキースのピンストライプのユニフォームに袖を通しデビューを飾ってから、田中将大は5年連続で2桁勝利を続けている。6年目の今季も9勝(8月21日現在)をマークする。記録を6年連続まで伸ばせば日本人初の快挙となるわけだが、達成はほぼ間違いないだろう。

楽天時代は7年間で99勝。13年には24勝無敗の異次元のパフォーマンスでチームの初の日本一へと導いた。日本で無双に近い実績を誇った男が、海の向こうでも結果を残す。周囲が称賛しないはずがない。

「さすが田中だ」

「メジャーでも通用している」

ただし、彼らの評価の対象はこのような数字に集約されていると言っていい。果たして、この記録は本当に「快挙」と呼べるのだろうか?

その問いに、田中は真正面から対峙する。答えは懐疑的なものだった。

「数字が一番わかりやすいのはわかっているんですよ。でも、日本とアメリカの2桁勝利の価値が一緒か? っていったら絶対に違うんで。登板数も多いし、『メジャーリーグで2桁勝利、何人いるんだよ』って話なわけですよ。数字はネットとかで調べればすぐに出てくるけど、投球内容まで調べる人っていないじゃないですか」

田中の心情を補完すれば、昨年、日本のプロ野球で2桁勝利を挙げた投手が19人に対し、メジャーリーグでは59人と3倍以上だった。試合数や登板数が多いことも比例してくるだろうが、「19分の1」より「59分の1」のほうが、どうしても価値は薄れる。これも数字の認識かもしれない。

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最終更新:8/22(木) 11:31
GOETHE

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