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トランプ来日 「メラニアは大変皇后を尊敬しています」新天皇と雅子さまが受け継ぐ“皇室外交”の本質――2019上半期BEST5

8/22(木) 5:30配信

文春オンライン

2019年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。皇室部門の第4位は、こちら!(初公開日 2019年5月27日)。

通訳なしでアラブの女性王族と会話された雅子さま

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 令和の皇室外交がトランプ米大統領の来日でスタートする。宮中晩餐会を主催される新天皇と皇后が、トランプ大統領夫妻を国賓としてどのようにもてなすか、注目が集まる。

雅子さまは通訳なしでアラブの女性王族と語られた

 5月に上梓した拙著『 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか 』(新潮新書)に詳しく書いたが、新天皇と皇后の「皇室外交」のはじまりは、1994年、ご成婚後のアラブ7カ国訪問に遡る。当時、徳仁皇太子と雅子妃は、男女が同席しないイスラムの慣習に基づいて別々に晩餐会に臨んだ。男性社会の中東で、雅子妃は元外交官だったキャリアを活かし、女性王族に囲まれて通訳なしで会話を和ませたという。アラブの女性王族の中に女性皇族が入ったのはこれが初めてで、「アラブの王室と重層的な関係が作れたのは大きな意義がある」と評価された。

 新天皇と皇后の、上皇と上皇后になかった特質は、外国での生活体験(いずれも英国での暮らしだった)があるということだ。経験に裏付けられたグローバルな国際感覚を持っていることでもあり、これは令和の皇室外交の大きな強みとなるだろう。トランプ大統領の父はドイツ、母はスコットランドからの移民で、メラニア夫人は東欧スロベニア出身。欧州をよく知り、世界各国を訪れている両陛下との間で話が弾むのは間違いない。

「メラニアは皇后さまを大変尊敬しています」

 トランプ大統領のふだんの言動から、両陛下や皇族に対して失礼な振る舞いがなければいいが、と心配する声が一部にある。しかしその心配はないと思う。すでに“予行演習”をしており、同大統領も日本の皇室のありようもしっかり勉強しているからだ。

 同大統領は2年前の2017年11月、当選後初のアジア歴訪で日本を訪れた。このときトランプ大統領とメラニア夫人は、天皇、皇后だった現在の上皇、上皇后のお住まいの皇居・御所を訪れ、懇談している。

 トランプ大統領は天皇に「お会いできて大変光栄です」と述べ、天皇は「お気持ちをうれしく思います」と応じ、懇談は和やかに行われた。天皇は大統領と通訳を介して、皇后はメラニア夫人と英語で話した。天皇は大統領に「両国はかつて戦争をした歴史がありますが、その後の友好関係、米国の支援で、今日の日本があると思います」と感謝を表明している。懇談後、両陛下は御所の車寄せまで見送ったが、トランプ大統領は皇后に「メラニアは皇后さまを大変尊敬しています」と語った。これはお世辞ではないだろう。

 懇談に同席した宮内庁関係者は「大統領は日本の皇室の歴史や、天皇陛下の日本における位置付けをしっかりと認識し、敬意を払って対応された」と語っている。トランプ大統領夫妻は訪日前のブリーフィングで美智子皇后が皇室で果たしてきた役割を知り、特に同じ立場のメラニア夫人は尊敬の念を強めたと思われる。

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最終更新:8/22(木) 5:30
文春オンライン

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