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スマホ決済の不正利用から身を守るには?中国ではQR泥棒も…

8/22(木) 8:45配信

bizSPA!フレッシュ

 今秋の消費増税を目前に控え、より一層の盛り上がりを見せるスマホ決済。次々に新しいキャンペーンが発表され、もはやどのサービスを選べばいいのか頭を悩ませている人は多いだろう。

 今年7月1日のサービス開始直後に不正利用が発覚したセブンペイ(9月30日サービス終了)。一説では被害者は約900人、被害額は約5500万円にも上るといわれている。

 また、2018年12月に起こったPayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」におけるクレジットカードの不正利用騒動も記憶に新しい。

スマホ決済で気をつけることとは?

 スマホジャーナリストの石川温氏は、これら2つの事件が起こった背景を次のように解説する。

「各社とも開発にあまり時間をかけずサービスを開始したため、システムの脆弱性を狙われました。PayPayはオンラインの本人認証サービス『3Dセキュア』が導入されておらず、セキュリティコードの入力を何度も間違えてもロックはかからない仕組みに当初はなっていた。

 セブンペイもメールアドレスと電話番号などがわかればパスワードのリセットが可能で、さらにパスワードの漏洩時でも第三者が悪用できないようにする2段階認証の仕組みが備わっていませんでした。

 両社とも、覇権争いのための見切り発車だったと言わざるを得ません。ペイ決済大国の中国でも、不正利用が社会問題になっているほどです」

不正アクセスの被害を防ぐ手段は?

 そんな中国では、店頭でスマホ決済の最中に、後ろから忍び寄りポイントを不正に奪い取る「QR泥棒」も横行中だ。日本にも同様の事件が今後発生する恐れも高い。

 では、こうした不正アクセスの被害を防ぐ手段はあるのだろうか? 石川氏はこう述べる。

「まずは新規スマホ決済が行う派手なキャンペーンに安易に飛びつかないことが大切ですね。しばらく様子を見て安全性を確認してから、サービスに登録してポイント還元を受けるのでも決して遅くありません。

 もうひとつが、決済履歴をこまめに確認することです。身に覚えのない買い物記録があったり、アカウントがロックされるなど少しでも異変を感じたらスグに利用停止を申請する。スマホ決済は気軽に使えるからこそ、簡単に盗まれる可能性があることを忘れてはいけません」

 スマホはもはや財布であり、銀行口座でもある時代。自己防衛能力を高めるべし!

【石川 温】
スマホジャーナリスト。日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、『日経TRENDY』編集記者として活躍、’03年に独立。国内外のモバイル業界を取材し、一般誌から専門誌まで幅広く執筆

<取材・文/アケミン 佐藤有紗 塩野芽生子 松嶋三郎 高田彰吾(本誌)> 

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bizSPA!フレッシュ 編集部

最終更新:8/22(木) 8:45
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