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「収入が自分の半分の男」と結婚した女性の顛末

8/22(木) 6:30配信

東洋経済オンライン

多かれ少なかれ育った環境が、その人の結婚観をつくる。「両親のように仲睦まじい夫婦になりたい」と思う人もいれば、「いがみ合う両親を見ていると、結婚に夢や希望は持てない」という人もいるだろう。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成婚体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「親の呪縛から解き放たれて、理想の結婚像を模索し始めた女性」のストーリーだ。

■彼の少ない稼ぎは私が補えばいい

 国家公務員として働いている岩崎静枝(38歳、仮名)が、面談にやってきた。36歳のときに、大手結婚相談所で知り合った2歳上の大島正道(仮名)と結婚をしたのだが、結婚生活は1年足らずで終わったという。

 「相手を間違えただけで、結婚自体に失望したわけではありません。離婚して1年間1人で生活してみて、“やっぱり結婚したいな”と思いましたし、離婚を経験したことで、私が本当に結婚に求めることが何かもわかった気がしています」

 こう言う静枝は、婚活に極めて前向きだった。

 では初めての結婚は、なぜ失敗に終わったのか?  離婚によって学んだこととは何だったのか? 

 2人の関係を最初にギクシャクさせたのは、収入の格差だったという。静枝の年収は、中堅メーカーで働く正道の2倍ほどあったのだ。

 「結婚相談所って、男性は年収の欄に記入が必須。でも、女性は任意ですよね。私は入れていなかったのですが、漠然と国家公務員の私の年収のほうが高いというのは、彼もわかっていたと思います」

 そんな自分を選んだのだから、女性のほうが稼いでいることには抵抗がない人なのだと思っていた。また静枝も、そこは気にしないようにしていた。それよりも大事なのは、“いかに血の通ったコミュニケーションが取れるか”だったから。

 「当時、マッチングアプリと相談所を並行して婚活をしていたのですが、普通にコミュニケーションが取れる人が、本当に少なかったんです。

 マッチングアプリで出会った方は、1回か2回の食事をすると、その後は連絡が来なくなるパターンが多かった。相談所の方は、お見合いの後に交際になっても、なかなか会おうとしない。やっと会えたかと思うと、次に会うのが3週間先とかで。距離も縮まらないし、話もまったく盛り上がらない人ばかりでした」

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最終更新:9/4(水) 13:51
東洋経済オンライン

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