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Tリーグ松下チェアマン、2年目の構想。 「今はまだベンチャー企業」

8/22(木) 6:17配信

webスポルティーバ

Tリーグ開幕直前!チェアマン・松下浩二が明かすリーグの未来(後半)

(前編の記事はこちら>>)

【写真】卓球のテレビ中継も担当。テレビ東京の鷲見玲奈アナウンサー

 来る8月29日(木)にTリーグの2シーズン目が幕を開ける。昨シーズンは開幕戦とファイナルで大きな注目を集め、まずまずのスタートを切った。果たして今シーズンはどんなサプライズを見せてくれるのだろうか。Tリーグ創設者の松下浩二チェアマンが、今シーズンの見どころ、強化、未来への布石について語ってくれた。

――長期的な視野に立つと、4チームでのリーグ戦は同カードの試合が多くなり、マンネリ化の懸念もあるかと思います。

「その点に関しては、いろいろなところからご意見をいただいています。現段階で明言はできませんが、早期で参入チームの増加を検討しています。早ければ東京オリンピック後の20年から参加チームの増加ができればと思います。男女とも2チームずつを追加し、6チーム制でリーグを運営していくことを想定しています」

――リーグのレベルを保つという意味では、チーム数の増加はバランスが難しい面もあるのではないでしょうか?

「昨シーズンに関しては言えば、世界ランキングでトップ30~40位の選手ですら、ベンチに座っている試合が多く目につきました。これはリーグのレベルの高さゆえでもあります。上のレベルが高すぎてトップクラスの選手ですらあまり試合に出られない状況でした。そんな状況もあり、チーム数を増やさないともったいない、とすら考えています。

 一方で裏を返せば、Tリーグの競技レベルは世界的にも極めて高い水準にあるという自負があります。チーム数が増加しても、競技レベルは保たれるというのが私の考えですね」

――リーグ参戦の条件として、各チーム6歳以下の育成機関を3年以内に設けるという制度がありましたが、進捗はいかがでしょうか?

「T.T彩たまが3歳の子供に中国人コーチをつけて、既に6歳以下の育成機関をスタートしています。これらは坂本竜介監督を含め、チームの運営スタッフの協力がなければ成り立ちません。私達Tリーグは卓球レベルの向上を目的にしており、打倒中国を掲げている。そのためには、幼少期から適切なトレーニングを受ける環境づくりは急務でした。この仕組み自体は中国を含め、世界の強豪国で取り入れられており、特別なことではありません。

 日本でもエリートアカデミーのような制度はありますが、強化の側面から考えるとリーグとして取り組む必要性があった。他のチームに関しても、すでに動き始めていると報告を受けています」

――年齢を6歳以下に絞っているというのは、何か理由があるのでしょうか?

「これまで日本の卓球のトップアスリートは、特殊な環境下で育ってきたという背景があります。福原愛、伊藤美誠、平野美宇、張本智和も含め、いずれも親御さんが熱心に卓球を幼少期から指導してきた結果、あれだけの選手に成長しています。もっともこれは卓球に限らずに、日本のスポーツ界全体にも言えることだと思います。それほど日本のアスリートは保護者の影響を強く受けてきた。

 ただ、そういった指導を受けられる選手はごく一部です。その意味でも、リーグとして選手の才能を伸ばすための環境づくりをサポートする必要性を感じていました。6歳以下に絞ったのは、世界のトップまで届く選手達は、それくらいの年齢からすでにハードなトレーニングを積んでいるというのが理由です」

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最終更新:8/22(木) 6:17
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