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コミケで散財…所持金4000円しかない男が、東京から福岡に移動した方法とは?

8/22(木) 15:55配信

週刊SPA!

 来場者数は過去最高となる約73万人を記録した今年の『コミックマーケット(コミケ)』(※8月12~15日開催)。大規模音楽フェスすらも上回る圧倒的集客力を誇る夏の一大イベントで、今では一般の人にも広く知られている。

寝坊で飛行機に乗り遅れ

 アニメやライトノベルが大好きな会社員の大石修司さん(仮名・23歳)も、年2回のコミケを楽しみにしているひとり。だが、3年前のコミケに参加した際、とんでもない失敗をやらかしてしまう。

「厳密にはコミケの後なんですけど、最終日の翌日、成田空港から当時住んでいた福岡行きのLCCを予約していたんです。でも、目覚ましをセットし忘れたままホテルで爆睡。起きた時点で離陸まであと1時間と迫っており、どんなに急いでも間に合わない状況でした」

 LCCでも安いチケットだったので搭乗便の変更は不可。自宅のある福岡に戻るには新たにチケットを買い直す必要があったが、このときの所持金は2847円の現金に約1200円分の電子マネーと、両方合わせても4000円弱。

 お盆期間中でほかの福岡行きLCCも満席だったそうだが、所持金がこれだけでは仮に空席があっても購入することはできない。前日までの浮かれモードから一転、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

「コミケ会場で調子に乗って同人誌やグッズを買い物しまくってしまい、ホテル~成田空港と福岡空港~自宅の最低限の交通費くらいしか残していなかったんです(苦笑)。貯金残高はバイトの給料日前で251円しかなく、当時はクレジットカードも持っていません。この前月に母親に追加の仕送りをしてもらっていたこともあり、再度の振り込みのお願いはさすがにできなくて……。関東には知り合いが誰もいなかったし、高速バスの費用にも全然足りません。安く帰れる手段がないか必死にネットを検索していました」

普通・快速列車を乗り継いで九州へ帰ることに

 そんなうまい話なんてないと思いきや、少ない所持金でも福岡まで帰れそうな方法を紹介しているサイトを発見する。

「『青春18きっぷ』っていうJRの普通・快速列車の乗り放題きっぷなら1日で東京から九州の小倉まで行けることを知り、コレだと思いました。しかも、本来は5回分ワンセットで売られているそうなのですが、買っても全部使い切らずに金券ショップに持ち込む人がいるそうで、残り1回分の18きっぷが3000円以下で売られていることもあると書かれていたんです。ほかにはヒッチハイクくらいしか帰る手段が思いつかなかったし、そこにわずかな望みを託し、ホテルのあった新宿界隈にある金券ショップを1軒ずつ探して回りました」

 すると、3軒目の金券ショップで求めていた5回分中4回が使用済み、残り1回分の状態で売られていた青春18きっぷを発見。店頭価格は2800円だったそうだが、事情を説明すると2500円で売ってくれたという。

「とりあえず、帰る手段を確保できたのでホッとしました。ただ、ホテルでもう1泊するお金はなかったので東京駅に移動し、深夜に駅が閉鎖された後は駅近くのベンチで野宿して駅が開くまで待っていました」

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最終更新:8/22(木) 15:55
週刊SPA!

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