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東京タピオカランドに35歳オッサンがぼっちで行ってみた。剛毛すぎてインスタ映えが…

8/22(木) 8:54配信

週刊SPA!

 一気に訪れるブームというものは、その広がりの最高点をY軸として線対称に過ぎ去っていく。今その只中にあるのがタピオカではないだろうか。

⇒【写真】剛毛が目立つ、インスタ映え写真

 去る8月13日、夏休みの若者でごった返す原宿の駅前に「東京タピオカランド」が誕生した(9月16日までの期間限定)。私はここがタピオカブームの最高点なのではないかとにらんでいる。

35歳の万年二軍オッサン、タピオカランドに行く

 そんなタピオカを私は食べたことがない。学生時代からクラスの一軍に所属することはなく、仏像と落語と相撲を好んで育った私は、あんなにキラキラとした物を前にしたら、死んでしまうかもしれないと半ば本気で思っている。

 しかし今回は、ずっと二軍暮らしでその趣味から史上最年少老人を自称する35歳のオッサンが、タピオカブームの象徴とも言える「東京タピオカランド」に飛び込んでみた。

 原宿駅を降りると、痛いほどの夏の陽光が照りつける中、すでに何人もの若者がタピオカ片手に往来している。タピオカランドは、駅から交差点を渡ってすぐの「jing」という敷地で開催されている。初日には1500人が訪れ入場規制もかかったというので、30分ほどの行列は覚悟していたのだが、たどり着いてみると臨時休業かと思うほどに誰もいない。

 トイレがないのに再入場も不可(現在は再入場可能で入口脇のトイレを利用可能)ということや、ランドの展示が文化祭レベルのショボさということがSNSを中心に広まったことで、客足が遠のいたのだろうか。

 受付に進むと、私の前に20歳くらいのカップルが1組と私の後ろに10代らしき女性3人組が並んだ。後ろの女性たちが、キラキラした声で何かを話しては手を叩き笑い合っている。

 その時、私の心に一点のシミのようなものが付いた気がした。中学に入った頃、いじめられているとまでは言わないが小馬鹿にされている時期があり、その時に付いたのと同じシミだ。「全ての笑い声が自分をバカにしている」という変な自意識。キラキラ空間にオッサンが入ることで、あの時の気持ちが蘇ったのだった。

 受付で、ウエルカムドリンクと交換できるというチケットを渡され「これからタピオカドリンクを飲むのに、飲み物の前に飲み物を飲むってどういう事だ」と思いつつ入園。

 各所に散りばめられたカラフルなデコレーションの中、若いスタッフに「いらっしゃいませ」と声をかけられる。彼女はきっと「なんでこんなオッサンが一人で来てんだよ。お前のくる場所じゃねーから」と思ってるんだろうな。この心のシミにも覚えがある。ちょっとラグジュアリーなデパートの、一階の化粧品売り場を通り過ぎる時に、そこにいる美容部員の視線を受けて感じる気持ちと同じだ。

 ウエルカムドリンクは4種類のうちから1つ選べるようになっていて、私はバタフライピー+ゆずというドリンクを選んだ。人生初のタピオカだ。

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最終更新:8/22(木) 8:54
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