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東京五輪に台風直撃 高波で命の危険や大腸菌、野球中止懸念

8/23(金) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 お盆休みに上陸した「台風10号」のニュースを見ながら、一年後に開催されている東京五輪に思いをはせた人も多いのではないだろうか。オリンピック憲章で、競技大会の実施期間は16日間を超えてはならないと定められているため、悪天候でも競技が強行開催される可能性が高いという。天候の影響を受けやすい屋外競技でもとりわけ影響が大きいのが「海辺」を会場にする競技だ。

【写真】台風なら命の危険もあるセーリング競技

 先日の台風10号では、海水浴中の事故死者が多く出たことも記憶に新しい。もし暴風・波浪の中で開催すれば、選手が命の危険に晒されるかもしれない。

「東京五輪から採用されたサーフィンやセーリングは、高波や強風の影響を受けやすい。特にサーフィンの行なわれる千葉県・釣ヶ崎は良質な波で国内有数のサーフポイントとして知られているが、それは裏返せば高波のリスクが高いということ。『中止』すべきか否か、難しい判断を迫られるでしょう」(スポーツ紙五輪担当チーフ)

 ボート、カヌーの会場となる『海の森水上競技場』『カヌー・スラロームセンター』や、馬術会場の『海の森クロスカントリーコース』にも危険が潜む。

 災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏が言う。

「これらの会場が位置する臨海部は、遮蔽物がないため内陸部よりも強い風が吹き荒れる。会場施設自体に被害が予想されるほか、飛来物の撤去などに相当な時間がかかるでしょう。台風が過ぎても、しばらくは競技を実施できない可能性が高い」

◆屋外水泳会場で「大腸菌」大量検出

 屋外水泳会場の汚染も懸念されている。

 8月11日、東京・お台場海浜公園で行なわれた「マラソンスイミング」のテスト大会では、参加選手から「くさい。トイレみたいな臭いがする」と苦情が上がった。

「お台場会場は水質改善の必要性が指摘されています。東京都と組織委員会が2017年に行なった水質調査では、国際競技団体の定める基準値の21倍もの大腸菌が検出されている」(前出・五輪担当チーフ)

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最終更新:8/23(金) 7:00
NEWS ポストセブン

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