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アニメ視聴権をブロックチェーントークン化 クリエイターの新たな選択肢へ

8/23(金) 7:10配信

コンフィデンス

 オリジナル短編アニメ映画の視聴権などをブロックチェーントークン化し、限定数販売するサービスがスタートした。シンガポール拠点のスタートアップBlockPunkと共同で今回の試みを展開するのが、独立系アニメ企画プロデュース会社ARCH。代表の平澤直氏に、その目的や今後のイメージなどを聞いた。

【グラフ】2013~2018年 映像ソフト市場規模の推移

■クリエイターとプラットフォームの今後の関係性において大きな意味

 7月に米ロサンゼルス『Anime Expo 2019』のカンファレンス会場で上映された『微睡みのヴェヴァラ』。この作品は、BlockPunkの運営するプラットフォーム上で販売され、そこでは動画の視聴権がブロックチェーン上に記録されるトークン化されることがアナウンスされた。500トークン限定、15USドル(または等価なイーサリアム)での販売。本編映像のストリーミング視聴権に加え、オーディオコメンタリーやアートワーク素材などの特典へのアクセス権も含まれる。

「パブリッシャーとして、クリエイターとプラットフォームをつないだ形です。特典を付与するなど付加価値を整え、実装したという意味では、商材としてのパッケージングにあたる部分も手がけました。買い切り型の動画配信・ESTに近いイメージですが、視聴者がより直接的にクリエイターに対価を還元でき、スピーディーで透明性のある取引が記録されていくことは、今後の配信プラットフォームと個々のクリエイターとの関係性を考える上で、大きな意味があることだと考えています。単純に、コンテンツ流通の形態が新しく増えることとしても、クリエイターにとって新たな選択肢が加わり、生態系が豊かになるということですから」

 今回のプロジェクトは、『微睡みのヴェヴァラ』監督のsyo5(しょうご)氏と平澤氏の出会いからスタートしている。そこに、平澤氏とBlockPunkとのつながりが重なり合った。

「syo5氏は、明らかに能力は非常に高いけれど、まだ世間一般には知られていない才能です。一方、BlockPunkのCEOジュリアン・ライハンは、Netflixで全世界のアニメ部門と日本のコンテンツ統括などを手がけていた人物で、以前からの知人。彼から、ブロックチェーンを活用したサービスにふさわしい良い作品はないか、と問い合わせがあり、マッチングしたのが今回の経緯です。プラットフォーマーとしてのBlockPunkには、既存サービスとは異なるユーザー体験やデベロッパー体験を提供できる大きな可能性を感じています。事実上、改ざんのできないデジタルコンテンツを簡単に販売し、ファン同士での二次売買の際にもクリエイターに還元がされる仕組みですから、今回のような動画へのアクセス権だけでなく、より多様な活用法が生まれてくると思います」

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最終更新:8/23(金) 7:10
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8/26・8/26号

5,040円(税込)

■表紙インタビュー
橋本義賢氏(ブシロード代表取締役社長)
クイックジャッジと継続したIP運営が
IPディベロッパー体制の大きなメリットになる

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